レッドクリフは、2024年8月20日、茨城県取手市において3,000機のドローンを使用したドローンショーの実証実験を実施した。2021年に東京で開催された国際的スポーツイベントの開会式で使用された1,824機を大きく超えるものとなる。

写真:LEDを搭載したドローンによって点描のように夜空に表現されたチョウチョ
3,000機のドローンショー実証実験の様子

 今回の実証実験では、日本最大規模(※1)となる3,000機のドローンを使用。蝶の繊細な羽模様やドローンで表現するデジタル花火、ドローンの飛行を工夫することで映像を映し出す「ドローンショースクリーン」でスポーツ中継を見ているかのようなアニメーションを描くなど、機体数が増えることで表現力が向上した。

 これにより、ドローンショーの可能性や活用機会がさらに広がり、多様なエンターテインメントやメッセージの伝達が可能になるとしている。

※1 2024年9月2日時点、レッドクリフ調べ

写真:ドローンがフィールドに整列する様子
ドローンショー実証実験の様子
写真:LEDを搭載したドローンによってスクリーンを表現し、そこにスポーツを行う様子が映し出されたようなアニメーション
ドローンショースクリーン
写真:LEDを搭載したたくさんのドローンが整列して離着陸する様子
ドローンショー実証実験の様子

 同社は、2023年5月にG7広島サミット2023に向けた平和の祭典「#HIROSHIMAミライバトン」で1,000機のドローンショーを実施。同年11月には、「コカ・コーラ クリスマスドローンショー『空飛ぶクリスマストラック』」で1,225機のドローンショーを行った。2024年3月には1,500機のテスト飛行に成功している。

写真:LEDを搭載したドローンが夜空に描いたドラゴン
1,500機のドローンショーのテスト飛行(2024年3月)

 また、2024年5月には日本初(※2)となる花火搭載ドローンを用いたドローンショーのテスト飛行に成功し、同年8月「第22回 かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」では、花火搭載ドローンを含む500機のドローンショーを実施している。

※2 2024年5月28日時点、レッドクリフ調べ

写真:LEDを搭載したドローンが夜空に描いた鳥。翼外側のドローンから花火が吹き出している。
「第22回 かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」でのドローンショー