2024年8月16日、イームズロボティクスは、事業成長と業務拡大を目指した戦略的な取り組みを発表した。近年の事業拡大を背景に、より多くの顧客へ高品質なサービスを提供するため、各部門での人員増強を図るとともに、先端技術の開発と新規プロジェクトへの参入を積極的に進める。

 同社は、自律行動する安全なロボットやシステムの開発を基本理念とし、販売、ソリューションサービス、システム提供サービスの3つの事業を自社開発力で支えている。今回の業務拡大により、UAV(無人航空機)やUGV(無人走行車両)などの自律システムの技術開発をさらに進め、新市場への参入を目指す。

画像:ビルを背景にした人々のシルエット

 同社は今後、ドローンやVTOL(垂直離着陸機)、UGVの分野での技術開発に注力することで、物流、農業、災害対策など多岐にわたる分野での新たなソリューションの提供を目指す。特に、近年の航空法改正に伴う国内基盤整備の進展により、無人航空機の市場は大きな成長が見込まれており、同分野を強化する。

 また、福島県南相馬市にある本社工場の生産ラインを拡充し、より多くの製品を迅速に市場投入できる体制を整える。埼玉県ふじみ野市のR&Dセンターでは、先端技術の研究開発を推進するため、技術者の増員を行う。

 さらに、海外市場への展開も視野に入れ、パートナー企業との連携を強化し、新しいビジネスチャンスを創出する。

 同社は、ドローン技術を活用し、物流や農業、インフラ点検、災害支援など、さまざまな社会課題の解決に貢献することを目指すとしている。