2024年7月11日、Red Dot Drone Japanは、2024年6月にネクシオン、One ip弁理士法人、リビングイメージを引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。

 今回調達した資金は、ドローンとAIのソフトウェア開発体制を強化するための人材採用、人件費に投資するとしている。

Red Dot Drone Japanのロゴマーク

各社コメント

ネクシオン 代表取締役 中尾 宙蔵 氏

 ネクシオン株式会社はドローン制御技術やAI技術に強みをもつRed Dot Drone Japanと資本業務提携をおこなうことで合意しました。両社はこの提携を基に、強固なパートナーシップを構築し、お互いの強みを補完しあうことが可能となります。

 ネクシオンが目標とする「LIVE映像をあらゆる人々に届ける」ことと、Red Dot Drone Japanが目標とする「観たい」「聴きたい」を掛け合わせることで、両社の成長が促進されることはもとより、最終顧客である視聴者の皆様にとってより価値のあるサービスを提供し、その生活をより豊かなものにできると考えています。

One ip弁理士法人 代表 中畑 稔 氏

 近年、ドローン技術は急速な成長を遂げており、産業界にとって多くの可能性が広がっています。Red Dot Drone Japanは独自の技術に加えて、創業初期より私たちグループ全体で共に取り組んできた知財活動により、特にドローン空撮領域を中心とした市場での地位を確立していると考えています。

 この度の出資を通じて、三浦さんのチームが知財の保護や活用を通じてさらなるイノベーションを推進し、業界のリーダーとしての地位を築くことができるよう、引き続きグループ全体でサポートしてまいります。

リビングイメージ 代表取締役 渡辺 誠一郎 氏

 弊社では人の五感、特に映像・音響に関わる技術の応用展開に携わって来ましたが、視点の自由度としては永年1~2次元の域を越えられませんでした。Red Dot Drone Japanが独自に開発している3次元を自由に扱い表現できる統合技術を導入することによって、新しい応用展開を目指せるようになって来ました。

 Red Dot Drone Japanは、リアル次元拡張するために非常に多くの要素技術の熟成を成し遂げ、またそこで得られた展望から更に技術開発を加速しており、新しい技術プラットフォームプレーヤーとして着目しております。

Red Dot Drone Japan 代表取締役 三浦 望 氏

 すべての人の「観たい」「聴きたい」を叶えたい。

 Red Dot Drone Japanは、技術の力でこれらを実現し、社会に提案していくテクノロジー企業です。

 東京都をはじめとするさまざまなクライアントと連携しながら、私たちの技術のひとつである「ドローンの遠隔操縦技術」を使用した「ドローンの遠隔旅行」体験を提供し、3歳から94歳までの幅広い年齢層から好評を頂いております。また、スポーツにおけるドローン空撮が簡単に行えるユーザーインターフェースの提供や、空撮映像やフィールドスポーツの解析ソフトウェアも開発してきました。

 この度、弊社の技術力と信念に共鳴し、共に成長できる強力な株主を迎え入れ、開発体制を強化し、AIや可視化技術を駆使したさらなる進化を目指します。