2024年4月30日、メトロウェザーは、2025年大阪・関西万博に協賛することを発表した。万博期間中は同社の「ドップラー・ライダー」を設置し、リアルタイムで風速・風向の観測情報・予測情報を提供。運営事業者として安全な運営を支える。
LiDARの一種であるドップラー・ライダーは、空気中に浮遊する微細なチリに赤外線レーザーを照射し、その反射波を受信することで、周囲の半径15km圏内の風向き・風速を三次元で測定することができる。刻々と変化する空の風況を立体的に把握し、独自のセンシング技術により、広域かつ高微細な風況予測をリアルタイムに可視化。広いフィールドでの安全なインフラ環境構築を支援する。
メトロウェザーは、エアモビリティ社会の実現に向けて、風況に左右される空のインフラの安全に寄与するため、ドップラー・ライダーの研究開発を行っている。大阪ベイエリアおよび都市部においてドップラー・ライダーのネットワーク構築を進めており、2023年4月に第1号機をアジア太平洋トレードセンター(ATC)ビル屋上に設置し、実証実験を実施。2024年1月には第2号機を大阪梅田ツインタワーズ・サウス屋上に設置し、第1号機とのデータフュージョンによって、より正確な風速観測を行っている。より精密なデータの獲得と活用を目指し、今後も観測ポイントの増設を予定している。