古河産業とDroneWorkSystemは、日本搬送ドローン協会JDTAとして、2024年2月15日に75kg重量物運搬ドローンの機能評価および実用を想定した飛行試験を、DroneWorkSystemいわき内郷工場で実施した。

 実証実験での飛行距離は片道130m、往復260m、所要時間は片道約1分。山間部建造物補修資材(75kg模擬資材、長物、コンパネ、塗料等)や、災害時救援物資(水、物資等)を輸送した。

 75kg重量物運搬ドローンの展開時の大きさは330cm×330cm×87cm。折り畳むことで145cm×145cm×87cmになり、車への積載や輸送会社での運送にも対応する。振り子揺れや縦揺れを防止する機能や切り離し装置、フェールセーフ機能を備え、積載可能重量は75kg。最大重量を積載した場合の飛行時間は8分、荷下ろし後11分となる。耐風性能は15m/s、1日で1.5トンの運搬が可能だ。