2024年2月15日、テラドローンは、ドローンによる屋根点検サービス「Terra Roofer」を大幅にアップデートしたことを発表した。ドローンで屋根の画像を取得するだけでなくクラウド上で解析し、屋根の寸法と面積を測定する機能を追加した。これにより、屋根に上らずに点検から補修の見積もりまでを、ドローンのみで実施できる。

 従来の点検作業は職人が屋根に上って行う必要があり、危険な上に時間を要していた。同社は屋根に関わる多くの施工業者からのフィードバックをもとに、ドローンからの映像や写真によって屋根点検が可能となるサービス「Terra Roofer」を開発。同サービスにより、従来は職人2人で約2時間かかっていた作業を、誰でも1人で約30分で完了できる。

 また近年では、望んでいない屋根工事を契約してしまう「屋根工事の点検商法」のトラブルが増加している。同サービスは自動運転機能を搭載しており、点検作業の映像をリアルタイムで確認できるため、点検を依頼した顧客に作業を見てもらうことで安心感を提供するとしている。