2023年10月11日、drone supply & control(以下、ドロサツ!!)は、ドローン操縦士協会(DPA)の会員に対する特別レンタルパッケージの提供を、2023年10月より開始したことを発表した。

DPA会員向けレンタルパッケージの概要

 DPA会員は、ドロサツ!! が提供するすべての機材を、利用金額に応じた限定価格で利用できる。

【レンタル合計金額・税抜】
~5,000円:レンタル終了後に3%キャッシュバック
~1万円:レンタル終了後に5%キャッシュバック
~5万円:レンタル終了後に8%キャッシュバック
5万1円~:レンタル終了後に10%キャッシュバック
※DPA技能会員資格失効者は適用対象外

【対象ドローンの例】

<DJI Matrice 300 RTK>
 測量や赤外線点検、捜索救助活動、災害発生時の現地調査など、幅広い現場で導入が進む大型産業用ドローン。実証実験向けの短期レンタルのほか、案件の予算に応じた長期リースプランも提供している。

<DJI Mavic 3>
 映像制作だけでなく建物点検業務にも活用可能な、高解像度の可視光カメラを搭載したコンシューマー向けフラッグシップモデル。ドローンの操縦訓練機としても急速に普及している。

 限られたスペースでも安全に業務を遂行できるMavic 3 Enterpriseシリーズは、次世代の産業用ドローンとして注目を集めている。

サービスリリースの背景

 2022年12月、有人地帯における目視外飛行(レベル4)を見据えた国家ライセンス(無人航空機操縦者技能証明)制度が施行され、今後ドローンの利活用はあらゆる分野で広がっていくものと考えられる。一方、空の安全を担保するためドローン規制は年々厳しくなり、ドローンパイロットにはより高い操縦技術が求められている。

 こうした状況を踏まえ、ドローンパイロットのさらなる技術向上のため、また購入のハードルが高い最先端技術を搭載したドローンの社会実装を進めるため、ドロサツ!! はDPA会員向けのレンタルパッケージの提供を開始する。

 ドローンの性能の向上に伴い機体の販売価格も上昇傾向にあり、フリーランスのドローンパイロットや中小企業が機材を導入するハードルは年々上がっている。ドローンの活用や人材に関する課題をクリアするため、両者は積極的に最新機材の導入・実証実験の実施を行っていくとしている。