2023年9月4日、八千代エンジニヤリング、筑波大学、鹿島建設、リテックエンジニアリングは、内閣府が実施するスーパーシティ型国家戦略特区の「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業」に採択されたことを発表した。

 この調査事業は、データ連携基盤を活用した橋梁の3次元点検を、身体に障がいをもつ人によるドローンの遠隔操縦により実施する。これにより、インフラメンテナンス分野における担い手不足対策および維持管理費の削減と、包摂的な社会と持続的かつ効率的なインフラメンテナンスの実現を目指す。

採択内容

名称
ドローンの目視外飛行等による、メンテナンス分野での障害者の活躍のための調査
~包摂的な社会を実現するための次世代インフラサービス~

事業者
代表者:八千代エンジニヤリング
構成員:筑波大学、鹿島建設、リテックエンジニアリング

実施エリア
茨城県つくば市

事業内容
身体に障がいのある人による橋梁のドローン点検を実現するための技術的要件(点検資格、ドローン操縦資格等)の整理と模擬点検資格研修の実施。

インフラメンテナンスのデジタルツイン管理に求められる要素(※1)の整理と、橋梁の管理状態に関する情報(※2)をレイヤー表示した3次元モデルの構築。

※1 規模や状態により要求されるセンサデータ、3次元モデル等。
※2 ドローン点検による表面の画像データや振動センサから得られる橋梁の状態に関する情報、バス等の他業界との連携により得られる外部情報等。