2022年11月2日、空撮サービスは、ほぼ完全なドローンの自律飛行により、宮城県の鳴子ダム全面の点検撮影作業を実施したことを発表した。
山の谷間にある鳴子ダムは高さ94.5mのアーチ式コンクリートダムで、地形的にGPSを使ったドローンでは位置情報の誤差が大きくなり正確な自律飛行ができず、巨大な構造物のためVisual SLAM方式も適していない。
同社のTSコントロール飛行システムは、測量機器であるトータルステーション(TS)でリアルタイムにドローンの位置を捕捉することにより、正確に位置決めしながら半径数百メートルの範囲を自律飛行することができる。
今回このシステムを使い、八千代エンジニヤリング監督のもと鳴子ダムの自律飛行点検用の画像撮影を実施し、下流面堤体とその両側壁および水叩き平面部、上流面露出部を撮影した。