2022年8月31日、静岡鉄道は、中部電力パワーグリッドのドローン自動飛行による設備点検サービスを活用し、日本平ロープウェイの通信線の設備点検を同日実施したことを発表した。

 同サービスでは、中部電力パワーグリッドとセンシンロボティクスが共同特許を取得したドローン自動飛行技術を活用している。送電線の点検を目的に開発された同技術により、ロープウェイやゴンドラ等に使用されるワイヤー等についても、たるみに沿って飛行し、鮮明な画像を撮影する。

 点検ではドローンが自動飛行し、撮影した画像を用いて通信線の異常等の有無を確認した。同サービスを活用することで、これまで目視により行ってきた点検を、より安全で確実に行うことが可能となった。

 日本平ロープウェイでは、今後もさまざまな新技術の活用を検討しながら、運行のさらなる安全性の向上に努めるとしている。

点検の様子(8月10日撮影)
撮影画像(8月24日撮影)