2022年8月17日、イデオモータロボティクスは、チェコのWorkswell社と提携し、同社が開発・製造するサーマルカメラ「Workswell WIRIS」シリーズの販売を開始することを発表した。
同シリーズは、ドローンなどで使用するために設計された高性能なマルチセンサーカメラで、熱検査やセキュリティ、消防など、さまざまな商用ドローンに搭載が可能。体温検知カメラやガス検知カメラ等も順次販売するとしている。
同シリーズのマルチセンサーカメラ「WIRIS Enterprise」は、標準仕様では測定温度範囲 -40℃~+550℃、解像度は640×512ピクセル。高解像度モードでは1,266×1,010ピクセル、測定精度0.05℃(50mK)、1-12倍デジタルズーム付きのサーマルカメラと、ナイトビジョン付光学30倍ズーム付RGBカメラ(1,920×1,080ピクセル)、16万画素の広角RGBカメラを搭載している。
測定温度範囲 400℃~1,500℃、測定精度 0.03℃(30mK)、広角レンズ(18°、32°、45°、69°)、1,500mレンジファインダー等のオプションも用意している。
<WIRIS Enterprise 主な機能>
・ 超解像度モードで1.3万画素のIR画像を撮影可能
・ WIRIS OSによるリアルタイムデータストリーミングと制御
・ すべてのカメラ機能への完全アクセス
・ S.Bus、CAN-Bus、MavLink、RJ-45などのインターフェースで簡単にカメラ制御が可能
・ レンジファインダー(オプション):5~1,500mの距離検出、700mでのレーザーサイズ @1.8m²×0.6m²ターゲットサイズ、アルベド(反射率)30%、視程10km、レーザークラス:1(EN60825-1:2015-07)
・ 防振補正とナイトビジョンモードを備えたフルHD 30倍光学ズームカメラ
・ 固定RGBカメラ解像度:16万画素