2021年5月14日、フリアーは、ドローン向けのジンバル付き高解像度デュアル・サーマルカメラ「FLIR Vue TZ20」の発売を発表した。

 DJI Matrice 200およびMatrice 300シリーズの機体に合わせて開発されたこのカメラは、全重量640g、保護等級IP44のため悪天候にも対応する。

 視野角18度の狭角、視野角95度の広角、2種類のカメラを搭載。それぞれ解像度640×512ピクセルのBosonサーマルカメラ・モジュールを採用し、高解像度なデータを得ることができる。
 また、20倍のデジタルズーム機能と合わせることで、遠近両面で検査を行うことが可能。ズームによる動画ストリーミングや録画、 静止画の撮影などの機能を使うことで、安全な距離を保ちながら必要な温度データを細部まで取得できる。

 フリアーは、DJI Payload Software Development Kit(PSDK)とDJI Skyport 2.0プラットフォームをもとにFLIR Vue TZ20を開発しており、DJI Pilot Softwareを通じた簡単な運用を可能にしている。

 本製品は、フリアーおよびSkyLink Japanなど正規代理店を通じて販売を行う。

▼FLIR Vue TZ20
https://www.flir.jp/products/vue-tz20/