2022年8月1日、ドローンショーは、ドローンショー用機体「unika(ユニカ)」の受注を同月より開始することを発表した。

 unikaはドローンショーに特化した機体性能を備えており、小型、軽量、空力を重視した流線型のボディで、外装を透明にすることでLEDの拡散性を高めている。アームを肉抜きすることで風の抵抗を減少。3系統の通信方式により高い安全性を実現する。GPSはRTKを使用することでより正確な飛行が可能である。

 筐体部品は、長野県伊那市に本社を置く製品設計会社スワニーと共同開発することで、これまで自社内の3Dプリンターを活用した設計・製作では難しかった生産効率を高めながら、デザイン性や機能性の向上、量産化を実現したという。

ドローンショー用機体「unika」

 機体名のunikaは、「唯一の」「ひとつになる」といった意味を持つuniと、「金沢(kanazawa)」の頭2文字から名付けた。何十台ものドローンがひとつのエンターテインメントを作り出し、より多くの人々に唯一のショーを楽しんでもらい、金沢から全国に、それを観た人々の心がひとつになるような体験を広げていきたいとしている。

 また同社では、ドローンショーを実施するための群制御システムを海外企業と共同開発し、「DSS(Drone Show Software)」として使用・販売しており、unikaと併せてDSSの受注も行っている。