センシンロボティクスは、2022年7月26日より自律飛行型ドローン「Skydio 2+」「Skydio X2」の販売を開始した。機体販売のほか、業務実装に向けたトータルなサポート・サービスを提供するとしている。

 センシンロボティクスとSkydio合同会社は業務提携・正規販売代理店契約を行っており、さまざまな産業におけるドローン活用を進めている。これまでに顧客向けのデモンストレーションや、プラント設備など実際の現場においてトライアルを実施し、具体的な用途開発を行っている。

 また、Skydioドローンが飛行中に撮影している映像を多拠点でリアルタイムに確認できる「Skydio Streaming」機能も、クラウド型管理サービス「Skydio Cloud」のパッケージとして8月の提供開始を予定している。同機能により点検などの現場の状況確認がより迅速に実施でき、関係者への円滑な現場映像共有を実現する。

 将来的には、導入・運用サポートだけでなく、業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE」と連携させることで、データ管理・活用まで一貫した提供を予定している。

ユースケース

プラントでの3Dモデル作成
高所点検
屋内飛行

提供製品

・Skydio 2+
 AIによる自律飛行技術、360°全方位障害物回避機能を搭載。マニュアル操作では飛行が難しい非GPS環境や磁界環境下においても、Visual SLAMによる安定した飛行が可能なため、特に橋梁やインフラ等の点検業務に適している。複雑な構造物もあらゆる角度から精確かつ自動的に撮影し、Skydio 3D Scan機能により3Dモデルを提供する。
 機体は、重量800g(バッテリー搭載時)、持続飛行時間は最大27分と軽量でコンパクトな設計。特殊車両や人によるマニュアルでの点検業務における課題に対して、少人数・短期間で安全に実施が可能となり、コストも削減する。

Skydio 2+
Skydio 2+ for Enterprise(Skydio YouTubeチャンネル)

・Skydio X2
 AIによる自律飛行技術、360°全方位障害物回避機能を搭載したドローン。低温下や高温下といった過酷な環境下でも利用可能な耐久性と、夜間飛行に適した赤外線カメラを搭載し、特殊なミッションにも対応する。
 アームは折りたたみ式で、移動の際にはコンパクトに収納できる。重量1,325g(バッテリー搭載時)、持続飛行時間は最大35分、頑丈な機体で長時間飛行可能な設計。

Skydio X2