2022年7月1日、センシンロボティクスは、施設管理アプリケーション「Property Hub(プロパティハブ)」の、10社限定無料トライアル提供を開始することを発表した。

 トライアルでは、同アプリを2カ月間無料で利用できる。機能に制限はなく、機材の貸し出しにも対応する(数に限りあり)。同日より受付を開始し、上限に達し次第終了する。利用には、製品の利用中・利用後に建設的なフィードバックを行うこと、トライアル利用規約への同意が必要となる。

 施設管理業務では、現場への往訪や、紙の書類、資料、電話、FAXなどが頻繁に用いられている等、業務がデジタル化しづらいケースが多く見られる。一方、コロナ禍を経てテレワークが急速に浸透し、不動産業界においてもデジタルを活用した業務効率化やコスト削減、消費者のニーズの変化に合わせた柔軟なサービスの開発が求められている。

 Property Hubは、施設ごとに課題やファイル、360°パノラマを一元管理することができる、PM(プロパティマネジメント)、BM(ビルマネジメント)など施設管理者向けのクラウドアプリケーションである。導入企業社員に加えて、業務委託先の企業とも360°パノラマを活用しながら施設の修繕や不具合箇所の対応状況を可視化・共有できる。モバイルにも対応しているため、現場での確認、報告も可能だ。

 これにより現場往訪を最小限にし、関係者全員と現場の状況をリアルタイムに共有することで、不動産管理業務を効率化させるという。また、施設ごとの資料や過去の対応内容をまとめて管理し、必要な時にアクセスができる。

 同アプリは、センシンロボティクスが持つ業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE」の機能である、360°パノラマVRアプリケーション「SENSYN 360」とデータ管理を行う「Datastore」、サンフロンティア不動産が持つ都心・中小型オフィスビルに関する現場ナレッジにより共同開発したもの。
 今後定期的にバージョンアップを行い、開発を進めるとしている。

モバイルにも対応