2021年9月15日、WorldLink & Companyは、2021年8月30日から2021年9月10日にかけて第三者割当増資を実施し、総額5.6億円の資⾦調達を完了したことを発表した。引受先は、スパークス・グループを運営者とする未来創生2号ファンド(リード投資家)、ACSL1号有限責任事業組合、デジタルトランスフォーメーションファンド投資事業有限責任組合第1号の3社。今回の資金調達を通じて、デジタルデータ事業の拡大、自社技術の開発力強化を図るとしている。
同社は「SkyLink Japan」というブランドで、販売だけでなくドローンを活用した空撮、インフラ点検、測量、農業などの分野における最新技術の提供など、顧客ニーズに応じたドローンに関するさまざまなソリューションを提供している。
投資家コメント(順不同)
スパークス・グループ 代表取締役社長 グループCEO 阿部修平氏
気候変動による自然災害の増加、社会インフラの老朽化や少子高齢化による人手不足等、喫緊の社会課題に対して、ドローンは近い将来大きな役割を果たしていきます。ワールドリンクは、この新しい領域でいち早くあらゆる分野におけるドローンの社会実装ノウハウを蓄積してまいりました。今後はハードウェア・ソフトウェアが融合した高い技術力に基づきお客様へ最適な提案ができる、ドローン実装社会の実現をけん引する会社になると確信しております。スパークスは、未来を拓く「新たな力」を世界に発信する未来創生(2号)ファンドを通じて、社会課題解決への強い意志を持ったワールドリンクの成長を支えてまいりたいと考えております。
ACSL1号有限責任事業組合 ACSL 代表取締役社長兼COO 鷲谷聡之氏
ACSLは国産の産業用ドローンを開発しているメーカーで、ワールドリンクとはソリューションパートナーとしてドローンを用いたインフラ点検サービス等を提供し、顧客の皆様の課題解決をともに行ってまいりました。産業用ドローンがより活用されるためには、技術・製品の開発だけでなく、ドローンを運用・導入していくための運用支援ソリューション化が重要だと考えています。この度、CVCからワールドリンクに出資することでより連携を強化し、顧客のニーズに合わせた様々なソリューションを両社で提供していくことで、産業用ドローンの社会実装を加速してまいります。
デジタルトランスフォーメーションファンド投資事業有限責任組合第1号
(共同GP:オプティム・バンクテクノロジーズ 代表取締役 友廣一雄氏、佐銀キャピタル&コンサルティング代表取締役 高祖浩氏)
ワールドリンクは、社名のとおり、世界中から優れた商材を見つけられ顧客に提供する事業を土台として、時流に乗ったsolution事業等を展開されています。
社長のグローバルでのご経験、培ってこられたパートナー企業との連携や専門性の高いチームリソース等を武器にした同社の活動により、我が国の様々な業界におけるDX推進が益々加速するものと信じます。