2022年4月28日、国土交通省登録管理団体のスカイピークは、ドローンの関連許可申請を専門とするバウンダリ行政書士法人との業務連携により、「操縦ライセンス制度」における登録講習機関向けのサポートサービスを開始すると発表した。

 2021年6月に公布された改正航空法では、有人地帯(第三者上空)での補助者なし目視外飛行(レベル4飛行)の実現を2022年12月頃に予定しており、これに向けた制度の詳細検討が進められている。
 これに伴い、新設される「登録講習機関」の登録要件や具体的な制度内容において、各団体は新要件に対応した社内体制構築やカリキュラム等のアップデート、設備の整備など、幅広い対応が求められている。

 そこでスカイピークは、2022年5月1日~6月30日の期間に同社認定校へ新規加盟する無人航空機の講習団体を対象に、6カ月間の行政書士法人による「登録講習機関に向けたオンラインサポート」を、同社の費用負担でサービス提供する。

サポート内容
登録講習機関に関する情報の提供
免許制度に関する情報の提供
講習施設や設備に関するアドバイス
講習内容に関するアドバイス
組織体制や管理書類に関するアドバイス
管理者および教官の育成および要件適合に関するアドバイス

 原則オンライン(Chatwork、Zoom等)によるサポートで、書類作成等の実務対応に関しては別途(バウンダリ行政書士法人に対して)費用が必要となる。

 今後スカイピークは、レベル4飛行の実現と、社会実装に対応できる産業ドローン人材の育成・輩出を軸に事業展開を進めるとしている。