2022年1月13日、ENEOSホールディングス(以下、ENEOS)、センシンロボティクス、ツネイシCバリューズは、サービスステーション(以下、SS)を起点とした実証実験を実施することを発表した。

 実証実験では、SSにおけるドローン機体のシェアリングサービスと、ドローンを活用した設備点検サービスの提供を行う。

SSでのドローン貸し出しの様子
Dr.Driveセルフ福山大門SS

 シェアリングサービスは、広島県福山市のDr.Driveセルフ福山大門SSで実施。SSをドローンの管理・充電の拠点とし、SSスタッフが機体の貸し出し・返却を担当する。SSを起点としたドローンのシェアリングサービスは国内初の取り組みだという。

 設備点検サービスでは、SS近隣に位置する企業や一般客を想定し、センシンロボティクスによる、ドローン空撮で取得したサーマル画像を活用した太陽光発電設備の異常検知に関する点検を行う。

 両実証を通じてサービスのニーズ調査を行うとともに、オペレーションや事業性に関する課題の把握に取り組み、2022年度以降の事業化を目指す。

 ドローンを活用することにより設備点検、警備監視、災害対策の自動化・効率化が見込まれる。ENEOSの全国のSSネットワークを活用したドローンのサービス提供により、老朽化するインフラメンテナンスのコスト増や少子高齢化による点検人員の不足といった社会課題の解決に貢献するとしている。

実証を経て目指す将来のサービスイメージ(ENEOS Innovation Partners YouTubeチャンネル)