2021年12月23日、クオリティソフトは和歌山県湯浅町と、防災、教育、観光および住民サービスの各分野の自治体DX実現を目的に、包括連携協定を締結したことを発表した。これにより政府の示した「デジタル田園都市国家構想」の実現を目指す。

 具体的には、情報セキュリティー関連事業のほか、災害発生時に「アナウンサードローン」でリアルタイム画像を見ながらの避難誘導、児童数が少ない小学校同士をネットでつなぐ「デジタル集中授業」、メディア融合したデジタル誘客と街歩き支援で観光の活性化などの実証実験を展開する。

<連携内容>
1. 教育活動の充実・支援に関すること
2. 防災・災害対策に関すること
3. 産業・観光振興および地域経済の支援に関すること
4. 住民の安心・安全や健康づくりに関すること
5. その他地域の活性化および住民サービスの向上に関すること

 包括連携協定調印後に、アナウンサードローンの実証実験を実施した。湯浅駅隣接の「えき蔵」屋上から離陸して湯浅町上空を旋回、上空からの町の様子をクラウドを利用してリアルタイムでタブレットに表示した。

 さらにドローンのスピーカーを通じて避難を呼びかけ、100メートル以上離れた場所からでも明瞭に聞き取れることを確認した。

避難を呼びかける様子
アナウンサードローンの実証実験(ドローンビジネスカレッジ Drone Business College QualitySoft YouTube)