2021年12月11日、アトラックラボは、高高度に対応する機動性の高いドローンを開発したことを発表した。
同機体は、クアッドコプター「AT-Quad」をベースに高高度専用のモーター、フレームを備えたモデルで、空気密度の低い上空の飛行に適した高回転型のモーターを採用するとともに、振動を抑制するカーボンパイプを新開発した。カーボンパイプは、プロ用ゴルフクラブを生産しているグラファイトデザイン社に委託し、小径ながら剛性とダンピング特性を改善した高回転モーターに適したものとなっている。
飛行時間は50分以上、上昇速度は時速72km(1,200m/分)と、スカイツリー高速エレベーターの2倍の速度で上昇が可能。高高度特性により、気象観測などのアプリケーションに対応する。