ＡＣＳＬ、日本郵便のドローン・配送ロボット連携による配送試行にドローンを提供

　2021年11月30日、ＡＣＳＬは、日本郵便が実施するドローンおよび配送ロボットを連携した配送試行に、同社の国産ドローン「ACSL-PF2」を提供すると発表した。

　ＡＣＳＬは2021年6月、日本郵便および日本郵政キャピタルと業務提携契約を締結し、ドローン等の自動配送による配送高度化をはじめとして、先端技術による配達ネットワークの高度化に向けた検討と取り組みを継続的に推進している。その一環として同試行にドローンを提供し、運航支援を行う。

　今回新たな取り組みとして、対象地区においてドローンから配送ロボットへ郵便物などを受け渡し、配送ロボットが受取人宅へ配送する試みを実施。同試行により中山間地における省人化配送モデルを検証する。

　運行開始日は2021年12月1日。運行区間は奥多摩郵便局の配達区内となる。同試行にはＡＣＳＬのほかZMPと奥多摩町が協力し、ZMPが宅配ロボ「DeliRo」の提供および運行の支援、奥多摩町が地域、関係団体などとの調整支援を行う。

ドローン・配送ロボット連携による配送試行内容（日本郵便）

＜配送フロー＞
1. 奥多摩郵便局から中継地点まで配送物を運搬
2. 中継地点から配送エリアへドローンで輸送し、ドローンから連携機構へ配送物を受け渡し
3. 配送エリアに設置した連携機構から配送ロボットへ配送物を受け渡し
4. 受取人宅まで配送ロボットにより配送

＜使用機体：ACSL-PF2＞