2021年9月9日、DJIは、Osmo Mobileシリーズ最新モデルのスマートフォン用スタビライザー「DJI OM 5」を発表した。カラーバリエーションは「サンセット ホワイト」と「アテネ グレー」の2色。価格は1万7,930円(税込)。

 本体の大きさは前作の3分の1と、よりコンパクトで軽量に。折りたたむことで手のひらサイズになる。クランプには新デザインを採用し、様々なスマートフォンモデルに対応している。3軸手ブレ補正機能を搭載。215mmの延長ロッドを内蔵しており、高いところや低いところなど、さまざまなアングルから撮影できる。また、ハンドル部分のボタンを一つ増やし、メイン機能へのアクセスや制御を容易にしている。

 新機能「ShotGuides」は、周辺環境を自動で認識し、その場に合った撮影チュートリアルを提案。30組のプリセットされた撮影チュートリアルを参考に撮影することができる。編集も自動で動画の作成が可能。

 トラッキング機能「ActiveTrack 4.0」は、最大5m/sの速さで、最大3倍のズームを使ったトラッキングに対応しており、被写体が激しく動いても正確に認識し続け、フレームの中心に捉えることができる。

その他の機能・撮影モード

・ジェスチャー操作
 ハンドジェスチャーで動画撮影の開始・終了を操作したり、写真撮影が可能。

・DynamicZoom
 映画で使われる撮影技法の一つで、ズーム機能を自動調整して背景に動きをつける。

・タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプス
 タイムラプスを使用すると時間の流れが圧縮され、モーションラプスはタイムラプスの効果に加え、ジンバルの動作ポイントを設定できる。ハイパーラプスはジンバル自体が物理的に移動する状態で撮影されたタイムラプス映像になる。これら3つのモードは3軸ジンバル技術とスマートフォンのEIS(電子式映像ブレ補正)技術を併用し、さらに滑らかな映像を実現する。

・パノラマ
 3×3パノラマ、240°パノラマ、分身パノラマの3種類。分身パノラマは人や被写体を複数回撮影し、1つのショットに合成する。

・スピンショット
 DJI Mimoアプリで有効にすると、ジョイスティックを使用し、ジンバルがスマートフォンを回転させ、映像にスピン効果を与える。

・ストーリーモード テンプレート
 プリセットのテンプレート(ジンバル動作、音楽、カラーパレット)を選択し、クリエイティブな映像効果をコンテンツに追加することができる。

・美顔効果
 自動レタッチやパラメーターのカスタマイズ設定が可能。カメラをフロントカメラに切り替えると、美顔効果モードが自動的にオンになる。

・アクセサリー
 補助ライト内蔵スマートフォンクランプは、夜景やナイトシーンなど暗所での撮影時に被写体を明るく照らすことができる。そのほか、リストストラップ、グリップ式三脚、収納ポーチなどを用意している。

 DJI公式オンラインストアにて先行販売中。磁気クランプ、三脚、電源ケーブル、リストストラップ、収納ポーチ同梱で、価格は1万7,930円(税込)。カラーはサンセット ホワイトとアテネ グレーの2色。別売アクセサリーの補助ライト内蔵スマートフォンクランプは6,160円(税込)。

▼DJI OM 5
https://www.dji.com/jp/om-5