リアルグローブは、アジア航測と業務・資本提携契約を締結したことを、2021年8月4日発表した。クラウド・通信技術を保有するリアルグローブと、センシング技術やAI等の解析技術を保有するアジア航測が提携し、空間情報分野におけるAI・IoT事業の推進、DX社会の実現を目指す。

 リアルグローブは、ドローンやスマートフォン等の各種IoT機器から取得した情報を地図画面上に集約し、遠隔から確認できるリモート情報共有プラットフォーム「Hec-Eye(ヘックアイ)」を中心に、地方自治体や企業向けのソフトウェアサービスの開発・提供を行っている。

 アジア航測は、自社で保有する航空機と最新鋭のセンサによる空間情報の取得・解析から活用プラン策定まで、一貫した技術サービスを提供する空間情報コンサルティング事業を手掛けている。

業務提携の内容

1. AI・IoTに関わる事業の推進
 様々なセンサーデバイスで取得したデータをリアルタイムでクラウド環境に転送し、AI等を活用した解析・分析結果をGIS(地理情報システム)等により情報共有するなど、一連のAI・IoT事業に関連する共同研究開発と商品開発を実施。

2. Hec-Eyeの販売連携
 アジア航測がHec-Eyeのビジネスパートナーとして代理店販売契約を締結し、災害対応、インフラメンテナンス等の各種事業における販売連携を実施。

ドローン等からの取得情報を地図上に集約し共有するプラットフォーム「Hec-Eye」
Hec-Eyeとドローンの連携の仕組み