Society 5.0科学博キービジュアル ©Tezuka Productions(左)、空飛ぶクルマ・有人試験機「SD-03」(右)

 2021年7月9日、SkyDriveは、東京スカイツリータウンで開催される『Society 5.0科学博』に、フルスケールの「空飛ぶクルマ」の展示機を出展すると発表した。

 展示期間は2021年7月15日(木)~28日(水)の14日間。2020年8月に有人飛行試験に成功した空飛ぶクルマの試験機「SD-03」のフルスケール展示機を、スカイアリーナ特設パビリオン(東京スカイツリータウン 4階)にて展示する。

 なお、展示機の開発の一部は東京都の「未来を拓くイノベーションTOKYOプロジェクト事業」の補助金を受けて取り組んでいるものである。

 SkyDriveは、脱炭素社会や、誰もが移動の自由を手に入れる社会の実現を目指し、電動の空飛ぶクルマの開発を始めて3年が経過した。引き続き、社会に求められる機体開発を進めるとともに、空飛ぶクルマという次世代産業へ日本発の企業として挑戦することで、日本の経済発展に寄与していく、としている。

<SkyDrive出展概要>

会期 :2021年7月15日(木)~28日(水)10:00~19:00
会場 :東京スカイツリータウン 4階 スカイアリーナ特設パビリオン
展示内容
2020年8月に公開有人飛行試験を行った、空飛ぶクルマ・有人試験機「SD-03」 フルスケール展示機の展示(写真撮影可)
入場料 :無料

Society 5.0科学博
https://society5expo.jp/

スカイアリーナ特設パビリオン「Society 5.0の未来像」展示イメージ

Society 5.0科学博

 『Society 5.0科学博』は、最先端の科学技術を用いた日本発のイノベーションを集結し、「2030年の社会」を世界へ向けて発信する科学博である。Society 5.0とは、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)のことだ。

 内閣府が提唱する「Society 5.0」の未来像のイメージのほか、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」の帰還カプセルやJAMSTECの有人潜水調査船「しんかい6500」など、国の研究機関等における先端的・独創的な技術を集め(総計200点以上の展示物)、科学技術の面白さや大切さを目に見える形で発信する。

 SkyDriveが出展するスカイアリーナ特設パビリオンでは「Society 5.0の未来像 ~5つの社会課題を解決する展示~」をテーマに、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)や、革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の成果を中心に、社会課題解決およびSociety 5.0実現に役立つ科学技術として、実機や模型の展示に加え、映像を用いて未来像を表現する。

「科学技術のフロンティア」の展示イメージ(東京スカイツリータウン 1階、ソラマチひろば)