2021年5月12日、SkyLink Japanは扶和ドローンと業務提携を行い、LiDARを活用した計測・測量ソリューションを提供すると発表した。精度や広さ、距離など内容に応じた3種類のプランがあり、パッケージ価格で提供する。
UAVレーザー測量は、建設業の生産性向上や労働環境改善による人材確保につながると期待されるが、国土交通省「UAV搭載型レーザースキャナを用いた公共測量マニュアル(案)」に準拠しながら高い精度を確保することが課題となっており、社会実装が進んでいない現状にある。
SkyLink Japanは、このマニュアルに準拠したLiDAR技術を搭載したドローンを用いて、現場作業を効率化してきた。LiDAR測量は、レーザーパルスを様々な対象物に送信し、その散乱や反射光の強度とタイミングを観測することで地形や地上の情報を読み取る技術である。業務提携を行う扶和ドローンは、年間約150件以上の測量実績を持ち、全国にパイロットのネットワークを構築している。両社が協業することで、独自のノウハウを活かした高精度、効率的な測量を行い、パッケージ価格とマルチドローン体制で多様なニーズへ対応。ワンストップでUAVレーザー測量ソリューションを提供する。
今後は各現場の課題に応じて、情報の安全性に配慮した国産ドローンによるフライトや、VTOL型ドローンによる超広域測量ソリューションの実現など、顧客の要望に応じた提案を進め、レーザー測量の社会実装を推進していくとしている。