2021年1月20日、空飛ぶクルマを開発してきた有志団体CARTIVATORは、団体名を「有志団体Dream On」と改称し、新たなテーマ「未来へのタイムマシン」の実現を目指して再始動することを発表した。今後の活動や具体的な計画内容については、1月26日(火)19:30より行われるオンライン発表会で説明する予定だ。

(左から)有志団体Dream On共同代表 中村翼氏、福谷和芳氏

経緯

 前身組織であるCARTIVATORは、SkyDriveとの共同開発により、2020年8月に空飛ぶクルマ有人デモフライトを実施した。今後は、SkyDriveが機体開発を続ける一方、CARTIVATORは団体名や体制を一新し、新たなテーマで再始動する。

団体名・体制の変更

 「自分達がやりたいことを追求し、それを通じて次世代に夢を提供する」というミッションに沿い、団体名は有志団体CARTIVATORから「有志団体Dream On」に改称。共同代表は中村翼氏、福谷和芳氏の2名とし「ものづくり創造拠点SENTAN」(愛知県豊田市)に加え、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー内「CIC Tokyo」(東京都港区)を新たな拠点として活動する。
 運営母体である社団法人も、一般社団法人 CARTIVATOR Resource Managementから「一般社団法人Dream-On Management」へと改称し、代表理事に中村翼氏が就任する。

有志団体Dream Onロゴ

活動テーマ

 活動テーマは、空飛ぶクルマの機体開発から「未来へのタイムマシン」の実現へと一新 。このテーマは「タイムマシン」のハードウェア開発ではなく、仮想的な未来生活体験の仕組みづくりを行うものである。具体的には、未来の生活像を描写した体験コンテンツと、フルダイブVRと呼ばれる五感を含むあらゆる感覚を仮想世界に没入させる技術で、実体験に近い感覚で未来の生活を体験することを可能にする。
 テーマの狙いは、描いた未来像の実現を加速させること、そして体験する人が自身の将来への気づきを得ることにある。

FLEX Park構想

 中長期ビジョンは、世界中で未来生活が体験出来るテーマパークを展開することである。テーマパーク名は「Future Life EXperience Park」(略称:FLEX Park)。
 主な特徴は2つある。1つ目は、実空間は一室のみのコンパクトさでありながら、仮想空間上では無限の広さを持つパークであること。2つ目は、通常のVRのような視聴覚の体験だけでなく、加速度や触覚などあらゆる感覚を体感することで、圧倒的な臨場感と没入感が得られることである。体験後は、本当にその経験をしたかのような感覚を味わうことが出来るという。

オンライン発表会

 1月26日(火)19:30よりオンライン発表会を開催し、FLEX Parkの具体的な構想や今後の計画、協業プログラム等について説明を行う。事前登録は不要。

日時 :2021年1月26日(火)19:30~20:30
配信ページ https://youtu.be/-KomjNS3brs
説明者 :共同代表ほか

 なお、発表会の様子は後日下記にて公開予定である。

https://drive.google.com/drive/folders/1hXQxo-SFLo0jDoKXnP0ZlNRiE7ybvTVV?usp=sharing

団体概要

有志団体Dream On

代表 :共同代表 中村 翼、福谷和芳
URL https://dream-on.or.jp/
活動拠点
愛知県豊田市挙母町2-1-1 ものづくり創造拠点SENTAN
東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー15・16階 CIC Tokyo
活動内容
2014年から空飛ぶクルマを開発してきた有志団体CARTIVATORを前身に、2021年新たな団体として再始動。自分達がやりたいことを追求し、それを通じて次世代に夢を提供し、未来を創ることをミッションとしている。新たなテーマとして「未来へのタイムマシン実現」を掲げ、未来生活を仮想体験するための仕組みづくりを行っている。

一般社団法人Dream-On Management

代表 :代表理事 中村 翼
事業内容 :有志団体Dream Onの活動におけるメンバー、設備、資金などの管理