2020年9月14日、テトラ・アビエーションは、高校生以上の学生向けに東京海上日動のスポンサーシップによる見学イベントを開催することを発表した。

 同社では、コロナ禍で今夏は学生向けのワークショップやインターンシップが軒並みなくなってしまったと聞き、少しでも空飛ぶクルマを通じて広く科学技術に興味ある学生の質問に答えたり、進学も踏まえた興味関心に答えられたらと、このイベントを企画したという。東京海上日動火災保険は、飛行機にまつわる保険について解説する。

開催の背景

 テトラ・アビエーションは2018年に創業し、代表の中井佑氏を中心にいわゆる空飛ぶクルマと言われるeVTOLの開発を行ってきた。2020年2月には米国で行われたボーイングがメインスポンサーの国際航空機開発コンペGoFlyにて受賞、現在は次期機体を開発中である。

 今年はコロナ禍で夏休みの高校生・大学生向けのワークショップやインターンシップが軒並みなくなってしまったと同社インターンなどから聞いたことから、空飛ぶクルマといわれるeVTOLを通じて、2030年に空飛ぶクルマを活用していく世代である学生に少しでもふれることができる機会を設けたいと見学イベントの開催に至ったという。

 この時期にできることとして、空飛ぶクルマを通じて広く科学技術に興味ある学生の質問に答えたり、進学も踏まえた興味関心に答えたい、としている。また当日はコンペで飛行した実機も披露する。

イベント内容

・代表の中井佑氏や同社メンバーから空飛ぶクルマの開発経緯・機材説明
・スポンサーである東京海上日動火災保険は、表にはあまり出てこない航空機の保険について解説。技術者でなくとも、技術を支える仕事は多々あることを伝える。

対象
・空飛ぶクルマに興味がある
・科学技術に興味がある
・ベンチャー企業に興味がある

 当日は同社エンジニアと学生インターンが、進学や就職を含めてさまざまな質問に答える。性別・国籍は問わず、応募定員は10名(抽選)となっている。

日時 :2020年9月22日(火・祝日) 13:00〜15:00
場所 :埼玉県戸田市(武蔵野線・埼京線 武蔵浦和駅からバスで15分)
※当選者にのみ詳しい場所を通知。
募集定員 :10名(高校生・高専生・専門学校生・大学生 限定)

▼参加申し込み
https://sites.google.com/tetra-aviation.com/factorytour/

締め切り :2020年9月17日(木)
注意事項
・本人のみ参加となり、保護者の同行は不可。
・マスクの着用を。距離を保てる場合にはマスクを外すことも可。
・メディア取材の写真に写る可能性がある。
・現地集合現地解散、交通費は各自負担。
・連絡はメールで行う。
・当日は学生証を確認するため要持参。

先月テトラ・アビエーションが公開した動画(今回展示する機体)