2020年8月20日、テトラ・アビエーションは、2020年2月に米国で行われた国際航空機開発コンペGoFlyにて受賞した機体の福島ロボットテストフィールドでの飛行動画を初めて公開した。今までの開発経緯も合わせ2分ほどの動画にまとまっている。また、今後さまざまな共同研究をしていく新たな一歩としてJAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究を進めることが決定した。

動画編集:熊田 勇真(yuma kumata)

空飛ぶクルマ動画初公開

 eVTOL(垂直離着陸型航空機)を開発するテトラ・アビエーショは、本年2月に米国で行われたGoFlyにおいてプラット・アンド・ホイットニー・ディスラプター賞を受賞した機体「Mk-3」の飛行動画をYouTubeに公開した。

 動画ではMk-3開発に至るまでの、ホームセンターで購入した部材のみで作った試作機からハーフサイズ、フルスケールと順に開発していった2年間の経緯も見ることができる。

JAXAとの共同研究開始

 都会の空も飛行する社会受容性の高い航空機とするため、静音性の観点からダクテットファンについてJAXAとの共同研究を行う合意に至った。1人1人の多様な生活様式に寄り添うモビリティを目指して開発を進めていく。