2020年7月6日、アイ・ロボティクスは、関西・西日本におけるサポート体制の強化と、事業展開・産業用パイロット研修などの拠点として、大阪の近鉄難波ビルに事業所を開設することを発表した。

大阪事業所開設の背景

 同社では、主に遠隔ロボティクスによる社会基盤DXソリューションを提供し、高難易度な点検・作業に特化した事業を展開している。ロボティクスやプロセスの一貫したデジタル化によって、顧客の最終的な課題が解決された状態を目指しているため、課題を共有し総合的な体験を提供する事を最重要視している。しかし、本社や研究開発所が関東に集中していたため、関西・西日本では十分なサービスを提供できずにいた。

 今回、Osaka Metroをはじめとする関西地区の顧客のために大阪事業所を開設することで、withコロナ時代に向けて、より迅速で、きめ細やかなサービスを提供する。

アイ・ロボティクスのソリューション

 アイ・ロボティクスは、各産業や社会が抱える課題を、顧客とともに業務プロセスから見直し、ハードやソフト、AIなどの各種テクノロジーを組合せて「ソリューション」として開発・提供を行っている。ソリューションにおいて最重要視するのは、顧客の「課題が解決された状態」であり、ロボットもドローンも、そのためのツールの一つにすぎないという。最後まで顧客に伴走し、機械化・遠隔化・自動化によって課題が最終的に解決された状況を提供する。

地下鉄駅舎点検のドローン活用プロジェクト

 関西地区では、Osaka Metroとの協業により、本年度中の約40駅の調査が進んでいる。今後は、さらにこれを拡充し、新設の大阪事業所の近隣にドローン・オペレーター研修施設を用意し、事業展開・産業用パイロット研修の拠点として活用していく、としている。

参考:手のひらサイズのドローンで天井内を点検、大阪メトロの40駅に導入へ(日経クロステック)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00154/00834/

「Metro News」vol.23
駅で手のひらサイズのマイクロ・ドローンが活躍!(Osaka Metro公式チャンネル)

大阪事業所

〒542-0076 大阪市中央区難波4-1-15 近鉄難波ビル3F
株式会社アイ・ロボティクス 大阪事業所

近鉄難波ビル