2020年6月24日、東京電力パワーグリッド(以下、東京電力PG)、NTTデータおよび日立製作所は、ドローンによる設備点検高度化や新たな事業の創出を目的とした「グリッドスカイウェイ有限責任事業組合」(2020年3月19日設立)に、中国電力ネットワーク(以下、中国電力NW)が新たな組合員として参画することを発表した。
概要、各社役割
中国電力NWが、グリッドスカイウェイに1億円を出資し、新たに組合員として活動に参画することを決定した。
有限責任事業組合の概要 | |
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事業組合名 | グリッドスカイウェイ有限責任事業組合 |
資本金 | 8億円 |
出資比率 | 東京電力パワーグリッド株式会社 37.5%(3億円) 株式会社NTTデータ 25%(2億円) 株式会社日立製作所 25%(2億円) 中国電力ネットワーク株式会社 12.5%(1億円) |
設立日 | 2020年3月19日 |
所在地 | 東京都港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階 |
活動内容 | ・ドローンの目視外飛行を支援する航路プラットフォームの構築と実証 ・電力をはじめとしたインフラ設備点検の高度化とレジリエンス強化を実現するためのシステム構築と実証 |
<各社役割>
・東京電力PG、中国電力NW:電力設備を活用した実証環境の構築
・NTTデータ、日立製作所:ドローンの運航管理システムの実証環境の構築
会員について
航路プラットフォーム構築に対する協力が不可欠な各地域の電力会社が会員として参画している。今後は、幅広い産業にも参画を募っていく。
現時点における参画企業・団体(50音順)
・沖縄電力株式会社
・関西電力送配電株式会社
・九州電力送配電株式会社
・四国電力送配電株式会社
・中部電力パワーグリッド株式会社
・東北電力ネットワーク株式会社
・北陸電力送配電株式会社
・北海道電力ネットワーク株式会社
今後について
グリッドスカイウェイは、引き続き各産業のニーズに合わせたドローンの活用拡大により、少子高齢化に伴う労働力不足や、激甚化する自然災害等の社会課題に対し、多くの事業者のドローンが、安全かつ容易に利用できる空のインフラ(航路プラットフォーム)の提供を目指す、としている。
▼グリッドスカイウェイ
https://gridskyway.com/