2020年3月31日(スイス、ローザンヌ)、Pix4Dは、近年の業界課題に対応する次世代のソフトウェアの商用リリースを発表した。ユーザーやパートナーとのコラボレーションを通じ開発されたPix4Dsurvey、Pix4Dmatic、Pix4DinspectそしてPix4Dscanは、ユーザーがサービスを提供する方法に革命を起こすことに貢献するという。

Pix4Dsurvey & Pix4Dmatic

 デジタル写真測量は現代の測量従事者のツールキットの不可欠な一部であり、世界中で新しいドローンマッピングビジネスの立ち上げに貢献している。Pix4DsurveyとPix4Dmaticは、地理空間業界の主要な課題に対処するフォトグラメトリーの次のステップである。

Pix4Dsurveyは、SfMとCADの間のギャップを埋める。

 Pix4Dsurveyは、点群データをCADで使用出来る形式に変換することで、デジタル写真測量とCADの間のギャップを埋める。rayCloudの環境により、どんな要素でもベクトル化することが可能である。また、測量にかかる全体の時間を大幅に削減する。(https://www.pix4d.com/jp/product/pix4dsurvey

オリジナルの画像も活用して点群から要素抽出してCADへ。

 Pix4Dmaticは、新しいスケールで精確なドローンマッピングを可能とするフォトグラメトリ―(SfM)ソフトウェア製品である。最新世代のドローンのために構築され、測量レベルの精度を維持しながら何千もの画像を処理するように最適化されており、大規模なプロジェクトにおける画像から点群生成までにかかる時間を半減する。Pix4Dmaticのベータプログラムは、現在参加希望者を受付中である。(https://www.pix4d.com/matic

 更に、フォトグラメトリー(SfM)デスクトップソフトウェアであるPix4Dmapperをアップデートしており、 version4.5がダウンロード可能である。画像のキャリブレーションと点群生成がそれぞれのステップで平均20%高速化し、ユーザーはこれまで以上にプロジェクトを速く処理することが出来る。(https://www.pix4d.com/jp/product/pix4dmapper-photogrammetry-software

Pix4Dmapper version4.5

Pix4Dscan & Pix4Dinspectで、産業点検を自動化

 産業施設とインフラのマニュアル点検は、時間がかかり、費用は高額、さらに危険を伴う場合がある。Pix4DsanとPix4Dinspectがそれを改善する。

Pix4Dscan

 Pix4Dscanは、複雑な構造物に対応するように設計されたドローン飛行アプリである。(https://www.pix4d.com/jp/product/pix4dscan-drone-flight-inspection-software
 Pix4Dinspectは、クラウドベースのソフトウェアで、市場トップのPix4Dのフォトグラメトリーでモデリングされた資産のデジタルツインを管理、点検できる分析プラットフォームである。併せて、産業点検とアセット管理のエンドツーエンドのソリューションを提供する。(https://www.pix4d.com/jp/product/pix4dinspect-inspection-asset-management-software

Pix4Dinspectでモデル化した通信タワー

新しいPix4Dのトレーニングプラットフォームと提供内容

 新しいソフトウェアには、トレーニング教材が必要である。そのため、Pix4Dのトレーニングプラットフォームを新しくし、今まで以上に容易なアクセスが可能となった。提供内容は、簡単なコツのビデオから正式な認定テストなど様々。(https://training.pix4d.com/

 Pix4Dの創立者でCEOのChristoph Strecha氏は、「このモバイル、クラウド、そしてデスクトップソフトウェアのセットはドローンマッピングの応用に大幅な進化をもたらす。徐々に大きくなるプロジェクトサイズに対応し、今まで以上にデータをアクションに繋げていけることに自信を持っている。これらの製品は効率性を向上し可能性を広げ、プロフェッショナル達の働き方に革命を起こすだろう」とコメントしている。