2019年10月23日、Pix4Dは「Pix4Dreact」を発売リリースした。Pix4Dreactは特に公共安全に携わる者や緊急救援隊員のニーズに合わせてカスタマイズされた、2D高速マッピングソフトウェアである。

 年々増加する自然災害、人為的な紛争、その他の危機が世界中の人々に影響を及ぼしている。人口密集地、インフラ、資産、組織だったイベントを襲う安全保障上の脅威は、規模と複雑さを増している。

 航空機やヘリコプターは、配備に時間を要し運用に費用がかかるため、いつでもすぐに利用できるわけでも、常に画像撮影の装備を備えているわけでもない。ドローンは、対応時間が短縮でき、安全性を高める優れた可視化情報を提供するために既に活用されているが、多くのドローンは高速マッピング能力を欠いている。地上にいるチームは、遠隔地の複雑な、多くの場合安全ではない環境で、計画を立て無事に任務を遂行するために、迅速で信頼性の高い上空からの詳細情報を必要としている。

 このニーズに応えてPix4Dは、公共の安全、緊急事態管理、人道支援、災害対応の組織が最も必要とする2D高速マッピングデスクトップソフトウェアとしてPix4Dreactを開発した。非常に迅速で直感的なこのツールの主な目的は、自然災害、火災、人の移動、行方不明者、重大な事故など、予期せぬ事態が発生した場合に、現場での状況認識を向上させ、効果的な対応へつなげる支援をすることだ。

 Pix4Dの顧客たちは、緊急時に画像をより迅速に地図に変換する必要性を繰り返し表明していた。これを受けて同社は、複数のパートナーと共同でPix4Dreactを開発した。「データの速度と品質、広範なレポート作成ツール、および注釈ツールを備えており、調査担当者が使用するどんなツールキットよりも重宝するでしょう」また「Pix4Dreact は、自治体、州、連邦機関向けの多目的の2D高速マッピングおよび現場記録アプリケーションの標準となるでしょう」と、Sundance Media Group社長は述べた。

 「私は現場からの膨大な量の画像処理でPix4Dreactを使ってきましたが、そのシンプルさとスピードに感心しました。このソフトウェアは、どんなところでも、特にインターネットが利用できない場所でも操作できる、シンプルで強力な地図作成ソリューションを必要としている人道支援コミュニティにとって非常に価値があります」とWeRoboticsのDrone Data部門長 Joseph Mulhausen氏は語った。

 「われわれのビジョンは、緊急を要する事態で、インターネット接続できない場合に、Pix4Dreactが頼りになるツールになることだ。」と、Pix4Dのビジネス開発マネージャであるTimothy Chapuis氏は言う。現場のチームが簡単にマップを処理、比較、注釈をつけ出力する機能を有したソフトウェアのインターフェースを備えており、「私たちの目的は、緊急事態対応に関わる方々が、迅速な行動をとり人命を保護し救うために必要とする重要情報にアクセス出来るようにすることです。」とChapuis氏は付け加えた。

左:GPS、右:エリア
左:注釈、右:距離
左:比較、右:エクスポート

 Pix4Dreactは、Pix4D.com(https://www.pix4d.com/jp/)または Pix4D Reseller(https://www.pix4d.com/partners#locate-partner)から、同日より購入できる。公共の安全、災害対応および人道支援の非営利団体の特定のニーズまたはその他のライセンスオプションについては、Pix4Dの営業チーム(https://www.pix4d.com/jp/contact)に問い合わせを。

Pix4Dreact https://www.pix4d.com/jp/product/pix4dreact