2020年4月28日、日本アジアグループ傘下のザクティ(以下Xacti)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募する「安全安心なドローン基盤技術開発」事業に、2020年4月27日付で「実施予定先企業」として採択されたことを発表した。

 同事業は委託事業として、日本国政府からの調達を想定した高い飛行性能・操縦性、セキュリティを実現するドローンの機体設計・開発、およびフライトコントローラー基盤設計・開発を行う。また、助成事業として、研究・開発される標準仕様に合致する機体、並びに主要部品の量産・供給・保守の体制構築および継続的な性能・機能をブラッシュアップする体制構築を支援する。期間は2020年度で実施される。

事業規模
委託事業 原則968百万円以内
助成事業 原則600百万円以内
(事業規模は共同提案の企業全体での事業規模であり、Xacti単独の予算ではない。)

同事業他予定先
自律制御システム研究所、ヤマハ発動機、NTTドコモ、先端力学シミュレーション研究所

 Xactiは、日本アジアグループの中核企業の一つとして、グループのミッション「安心で安全、そして持続可能なまちづくりで社会に貢献」を共有し、SDGs実現に向けて事業構造の変革を行ってきており、旧三洋電機の技術者集団をコアとして、オープンイノベーションに積極的に取り組んでいる。5G、Society5.0時代に大きく発展することが見込まれるドローン搭載用カメラを設計・製造する企業として選定された。今後、これまでの消費者向けDSC(デジタルスティルカメラ)のOEM/ODMから、自社開発によるドローン、ロボット、FA、マシンビジョン等のカメラ市場へと軸足を移す事業構造の転換スピードを加速させていく、としている。