2020年3月25日、ドローンを利用したインフラ点検ソリューションを提供するジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下 JIW)は、総合建設コンサルタントのエイト日本技術開発と、橋梁等のインフラ点検に係るパートナーシップ協定を締結したことを発表した。

JIW代表取締役社長 柴田巧氏(左)と、エイト日本技術開発 代表取締役社長 小谷裕司氏(右)

背景

 JIWは、特別仕様機 “ぶつからない”(※1)小型点検ドローン「Skydio R2 for Japanese Inspection(以下 J2)」における独占パートナーシップ契約(※2)をもって、ドローン従来機では困難であった橋梁等構造物の狭隘部の点検分野の拡大や、新たな点検サービスの構築と効率化に向けて取り組んできた。

 一方、エイト日本技術開発は、平成31年3月の橋梁定期点検要項の改訂に伴い、従来の近接目視に代わり、点検支援技術の活用が可能になったことから、ドローンを利用した点検の効率化を踏まえた検討を進めており、両者が協力することにより、さらなる今後のインフラ点検分野の革新や、新たな市場の展開を望めることから、パートナーシップ協定の締結に至った。

契約の内容・今後の取り組み

 JIWは、エイト日本技術開発と橋梁等のインフラ点検における支援技術の改善・向上に向けて情報共有を行い、相互に技術協力、点検サービスの拡大を目指す。両社の取り組みを通じて更なるドローンを利用したインフラ点検・保守業務の活用を行い、より安心、快適に暮らせる社会環境づくりに貢献していく、としている。

※1 飛行中に周囲の障害物や壁の位置関係を把握し、ドローン自ら障害物を避ける衝突回避機能を搭載している。
※2 2020年1月22日「自動飛行ドローン開発のSkydioと、東南アジア・日本の橋梁点検分野での独占的パートナーシップ契約を締結」https://www.jiw.co.jp/20200122-skydio/