2019年12月16日、無操縦者航空機(以下 空飛ぶクルマ)の開発を進めるSkyDriveは、重量物運搬に特化した産業用ドローン『カーゴドローン』の予約販売を開始するとともに、大林組ほか数社と実証実験を開始したことを発表した。
 同社は、航空機開発のプロセスで培った安全性、信頼性のノウハウを元に、積載重量30kgの機体をはじめ、今後は100kg以上を運搬できるカーゴドローンも顧客のニーズに応じて開発していく、としている。

主な活用方法

・斜面、山間、高架等の運搬困難現場で使用する資材運搬
・山中にある設備のメンテナンス時の資材運搬

『カーゴドローン』基本仕様

・全長1.3m×全幅1.7m×全高1.0m
・推奨ペイロード:30kg
・飛行速度:40km/h
・飛行時間:15分
・ウインチ機構(着陸せず荷物を昇降する事が可能)

▼『カーゴドローン』詳細
https://www.skydrive.co.jp/pages/3434866/drone

 同社は、空飛ぶクルマの技術を生かし、斜面、山間、高架等の複雑な地形で重い資材を運搬するような産業、電力、土木・建設、農業等での活用を目的に開発している。カーゴドローンを使用する事で、危険作業の回避、人員削減、時間短縮ができるようになり、日本の人口減少による労働力不足への対応ならびに労働生産性の向上に貢献できると考えているという。カーゴドローンの開発と提供を進める事により、日本経済活性化に貢献していく、としている。

20kgの一斗缶を運搬する実証実験の様子1
20kgの一斗缶を運搬する実証実験の様子2
25kgのセメントも運搬可能
想定している運搬物

SkyDrive Cargo Drone ~30kg以上運搬可能な産業用『カーゴドローン』~