ドローン操縦における目視飛行とは、操縦者本人が自分の目で機体を直接見て操縦することを意味する。

　一方、目視外飛行は操縦者本人がドローン本体を目視できない状態でドローンを飛行させる方法のことをいう。

ドローン操縦における「目視」の範囲

ドローンの目視飛行・目視外飛行とは
（出所：資料をもとにせりぽよが作成）

　操縦者本人が自分の目で機体を見て操縦しない場合、原則としてすべての飛行が目視外飛行に該当する。

　そのため、以下のような状態・方法で行う飛行は目視外飛行に分類されるため、実施する場合は国土交通省から飛行許可承認を得なければならない。

ドローン操縦において目視外飛行に該当する飛行例

・ 障害物によりドローンが完全に隠れ操縦者が視認できない状態の飛行
・ 操縦者とドローンの距離が離れ、操縦者が機体の前後左右や向き、姿勢等を目視で確認できない状態で行う飛行
・ 補助者が目視等で確認し、共有された状況をもとに操縦者が操作する飛行
・ 操縦者が一瞬ではなく継続してドローンに搭載されたカメラの映像を確認できるモニター等を見ながら操縦する飛行
・ 操縦者が双眼鏡やカメラを通して機体の状態を確認しながら操縦する飛行
・ 操縦者がゴーグルを装着し、ドローンのカメラから伝達された映像をゴーグルで見ながら操縦するFPV飛行

　なお、操縦者が眼鏡やコンタクト、サングラス等を装着して自分の目でドローンを見て操縦する場合は、目視外飛行に該当しない。