2026年7月24日、Liberaware(以下、リベラウェア)は、距離測定機能・傷測定機能・報告書作成機能を新たに搭載した最新モデル「IBIS2 Chainage(チェイネージ)」(以下、IBIS2 C)を発売した。
近年、下水道管の老朽化に起因する道路陥没等の事故リスクが増大しており、2026年7月には「改正下水道法」が可決・成立した。これにより自治体には点検結果や対策状況の公表が義務付けられ、透明性と精度の高い点検データの蓄積が維持管理において不可欠となっている。
同社の従来モデルは、モニター上の映像から機体の現在位置や異常箇所を把握することが難しく、撮影後の動画データにも距離に関する情報が記録されないという課題があった。
IBIS2 Cは、人が下水道管路内に立ち入らない点検・調査「No Entry点検」の高度化を目的に開発したモデルであり、従来のサイズ・重量・制御技術を維持しながら、「距離測定機能」と「傷測定機能」を新たに搭載。GPSの届かない地下空間でも、異常箇所の位置や傷の大きさをデジタルデータとして記録することができる。
「IBIS2 Chainage」の主な機能
- リアルタイム距離測定機能
操縦用モニター上に、アンテナユニットから飛行中の機体までの距離をリアルタイムで常時表示する。保存データも撮影映像と距離情報を紐づけて確認できる。 - 傷測定機能
撮影データ管理アプリ「IBIS Plus」上で、傷の長さなど撮影した対象物の寸法を距離センサーの情報に基づき測定。傷の位置と大きさを一体的に把握できる。撮影距離50cmで最小1mm幅の測定が可能。 - 報告書作成機能
取得した距離データや傷写真等は、管理アプリで即座にレポートとして出力可能。画像を任意の順序で配置できるため、従来の報告書作成業務を効率化する。
▼「IBIS2 Assist」製品サイト
https://liberaware.co.jp/lp/ibis2-c/
同社は、2026年8月4日から7日まで東京ビッグサイトで開催される「下水道展'26東京」のNo Entry管路診断ゾーン(ブース番号:AT-601)に出展し、IBIS2 Cを展示する予定だ。
「IBIS2 Chainage」製品仕様
【機体スペック】
| 機体名 | IBIS2 Chainage |
| 外形寸法 | 194mm×198.5mm×58mm |
| 重量 | 246g(機体153g、バッテリー93g) |
| 最大飛行時間 | 12分(ペイロード未搭載)、10分(ペイロード40g搭載時) |
| ペイロード | 最大40g |
| 防水防塵性能 | IP51規格 |
| 最大飛行可能風速 | 3m/s |
| ヘッドライト | 2基:合計380lm/5段階調光 |
| アシストモードセンサー | IMU、気圧、上下方向ToF |
| 距離センサー | ToF方式 4基(前後上下方向) |
| 動作雰囲気温度 | -5~60℃ |
| フライトコントローラー | リベラウェア製 |
| 機体距離測定精度 | ±3.2m(1σ) |
【インテリジェントバッテリー】
| 種類 | リチウムポリマー電池 |
| 定格電圧 | 11.1V |
| セル数 | 3 |
| 定格容量 | 1200mAh |
【カメラ性能】
| 画角 | 垂直:80.1°、水平:131.0°、対角:143.9° |
| 解像度 | 1920×1080 |
| フレームレート | 60fps |
| イメージセンサー | STARVIS, 1/2.8型 |
| F値 | 2.0 |
| 録画時間 | 90分 |
| 映像圧縮方式 | MP4(H.264) |
【電波仕様】
| 周波数(操縦) | 2.4GHz(2404-2479Mhz) |
| 周波数(映像) | 1ch:5665MHz 2ch:5685MHz 3ch:5705MHz 4ch:5725MHz 5ch:5750MHz |
【その他】
| 付属品 | エクステンションアンテナ含む操縦用機器一式 |
| 製造国 | 日本 |
