2026年6月11日、日本水中ドローン協会は、米国の非営利団体RoboNationとの連携のもと、水中ドローンを活用した国際STEM教育プログラム「SeaPerch」の日本国内展開を本格化すると発表した。2026年度中の「SeaPerch Japan Challenge」開催を目指す。

写真:SeaPerchの様子

 SeaPerchは、学生が水中ドローンを自ら設計・製作し、試験・改良を重ね、競技や発表に挑戦する教育プログラム。科学・技術・工学・数学に加え、チームワーク、課題解決力、コミュニケーション力、発表力を育む総合的なSTEM教育として世界各地で展開している。

 日本水中ドローン協会は、2026年1月にRoboNationとの連携開始を発表しており、今回、RoboNation公式サイトにおいても、日本水中ドローン協会との連携およびSeaPerchプログラムの日本展開に関するリリースが発表された。この発表を受けて同協会は、SeaPerchの国内展開を実行準備フェーズへ進め、国内開催および国際大会への接続を視野に入れたロードマップを策定する。

RoboNation公式サイトに掲載された日本展開に関するリリース

 SeaPerchでは、学生たちが水中ドローンを製作し、うまく動かない原因を考え、試験・改良を重ねながら競技や発表に挑戦する。その過程で、浮力、推進、電気回路、構造設計などの技術的な学びに加え、計画、役割分担、対話、試行錯誤、失敗からの改善、他者への説明といった社会で求められる力を育んでいく。

 また、SeaPerch International Challengeを通じて、世界の学生たちと同じテーマに挑戦し、国際交流や海外挑戦の機会につながることも魅力となっている。

写真:学生がSeaPerchキットを組み立てている様子
学生がSeaPerchキットを組み立てる様子
写真:プールで水中ドローンを操縦する子供たち
チーム一丸となって課題クリアに向かう

 日本水中ドローン協会では、2026年度中の「SeaPerch Japan Challenge」開催を目指し、参加校募集、協力体制の構築、国内開催に向けた準備を進める方針で、2027年のSeaPerch International Challengeへの日本代表チーム輩出も視野に入れ、国際大会への接続を検討していく。

 SeaPerch Japan Challengeの実現に向けて、学校や自治体、企業、団体、教育関係者、スポンサー、運営協力者など幅広いパートナーと連携を進め、参加校としての参画、開催地域・会場協力、スポンサー支援、学生向けワークショップ、講習・技術支援、審査員・メンター・運営ボランティア、国際大会への挑戦支援などで協力する。

 単なるイベント開催ではなく、次世代の海洋ロボティクス人材育成に向けた継続的なプログラムとして構築していくことを目指す。

写真:スポンサー企業と参加者が話をする様子
SeaPerch InterNational Challenge会場での参加者とスポンサー企業の交流