FINDiは、高精細な映像データや位置情報、軌跡などをまとめ、サイバー空間で活用可能なデータを取得できる水中ドローン「FINDi FF2」(以下、FF2)の予約販売を、2026年6月より開始する。初年度は10台限定で受注を行う。

写真:「FINDi FF2」

 従来の水中調査は潜水士による作業が中心で、安全面や品質面、費用面に課題があった。特に、任意の位置での画像記録しか取得できず、水中ドローンでも異常箇所の場所の特定は不十分で、報告書作成にも多くの時間を要していた。こうした課題に対し、FINDiは調査から報告までを一貫して効率化する水中ドローンの開発に取り組んできた。

タブレットに表示された水中ドローンの位置

 FF2は閉鎖空間や狭小環境での利用を前提とした設計で、幅374mm、高さ478mm、長さ612mmとコンパクトな機体でありながら高い運動性能を持ち、過酷な環境下でも安定した調査が可能。統合調査支援システムにより、取得した位置情報を可視化し、地図や図面上に表示・記録する。FF2の操縦カメラ映像と位置情報は同期した状態で保存され、調査資料作成時などにも利用できる。

水中ドローンのサイズ(478mm)
マンホールから投入が可能なコンパクト設計
水中ドローンの運動性能(9時間、4ノット)
流れのある環境でも安定した航行が可能な運動性能と安定性
位置情報・航行軌跡などが表示されたタブレット画面
位置情報・航行軌跡・映像・注釈などをリアルタイムで可視化・記録
ノートPCと出力書類
取得したデータは再生・編集・PDF出力可能

活用シーン

  • 暗渠管路
    流れのある管路でも撮影場所を把握しながら調査。
  • プラント設備内
    気相部も水中部と同じように撮影し、閉鎖空間でも安全に航行。
  • 港湾・海洋・ダム
    人による潜水調査が困難な深度にも対応。
  • 船舶
    複雑な構造物も死角なく撮影。従来の潜水作業では高リスクであった環境にも対応。
暗渠管路を航行する水中ドローン、水中の様子
ヒモに吊るされて下ろされる水中ドローン、水中の様子
海辺の水中ドローン
水中ドローンの軌跡、水中から撮影した船舶

 FINDiは今後、FF2の機能拡張や自動化技術の開発を進め、水中調査のさらなる効率化と高度化を目指す。また、インフラ保全や海洋産業におけるデータ活用の基盤として、水中調査のDXを推進していく方針だ。

詳細・パッケージ内容

 追加機材を必要とせず、導入後すぐに水中調査を開始できるオールインワンパッケージ。

FINDi FF2本体、統合調査支援システム、イメージングソナー、FFVirtual
製品名FINDi FF2
希望小売価格オープン価格
出荷時期2026年中
本体サイズ612mm×478mm×374mm
重量24kg
運動性能最大水深300m、最大速度4ノット、最大稼働時間9時間
ケーブル400mケーブル(標準)
ライト8灯12,000ルーメン
操縦用カメラ3台
統合調査支援システム閉鎖空間対応、記憶容量4TB、パソコン・タブレット対応、図面インポート形式PDF・JPG・PNG、長期測定精度1.01%
主な付属品FINDi FF2本体、統合調査支援システム、イメージングソナー、FFVirtual、400mテザーケーブル、専用ハードケース、専用ケーブルリール、バッテリー・充電器、コントローラー
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