2026年4月23日、日本水中ドローン協会は國森と共同で、新ライセンス「水中ドローン船舶点検操縦士」の策定を発表した。船舶・海運分野での水中ドローン活用を見据え、船舶点検の現場で求められる知識と操縦技能の習得を目的としたもので、2027年のサービスインを予定している。
船舶・海運分野では、安全性向上、作業負担の軽減、業務効率化、映像記録の可視化などを目的に、水中ドローンへの関心が高まっている。今回のライセンス策定は、機体の活用だけでなく、現場で安全に運用できる人材の育成と技能の標準化を目的としている。
制度構築は、日本水中ドローン協会と國森が共同で進める。國森が有する海事分野の知見と、日本水中ドローン協会の講習・ライセンス制度の知見を合わせることで、船舶点検分野の実務に即した制度づくりを目指す。新ライセンスは、船舶点検分野での実務活用を前提とした安全管理、基本的な確認手順、操縦技能、点検時の考え方なども含めて内容を整備していく予定だ。
両者は、船舶・海運業界における水中ドローンの運用を支える人材育成の枠組みを整えていく新たな取り組みとして位置付けている。
日本水中ドローン協会はこれまで、水中ドローンの安全運用と普及促進を目的としたライセンス制度や認定スクールを展開してきた。今回発表した水中ドローン船舶点検操縦士は、その取り組みを実務分野へ拡大する新たな応用ライセンスである。今後、制度設計や講習内容の整備を進めながら、2027年のサービスインに向けた準備を本格化させる方針だ。
今回の発表を通じて、船舶・海運分野における水中ドローン活用と人材育成の動きがさらに具体化していくことが期待される。
