2026年2月24日、鈴与商事は、プラントなどの製造業や商業施設向けリモート点検IoT・AIソリューションを提供するLiLz(以下、リルズ)に出資し、資本業務提携を行ったと発表した。

 近年、製造業やエネルギー関連施設をはじめとする産業インフラ分野では、設備の老朽化に加え、人手不足や点検作業の属人化といった課題が顕在化している。特に日常的な巡回点検業務は、距離・頻度・安全性の面で作業負荷が高く、効率化や自動化が求められている。

 リルズが提供するリモート点検IoT・AIソリューションは、電源や通信環境が乏しい現場にも設置可能な低消費電力IoTカメラと、取得データを自動解析するAIクラウドソフトを組み合わせることで、計器の遠隔自動点検や設備の異常検知など、巡回点検業務のリモート化・省人化を実現する。目視点検のリモート化だけでなく、聴覚・嗅覚・触覚の情報も活用できる五感対応IoTカメラ、現場のニーズに合わせた分析やレポート作成の自動化が可能なプライベートAIエージェントの提供に向けて研究開発を進めている。

 鈴与商事は、エネルギーや建材、製造業の省人化・自動化など幅広い事業を展開してきた。今回の提携により、鈴与商事の顧客基盤および事業アセットと、リルズのIoT・AIソリューションを組み合わせることで、社会課題の解決に向けた新たな価値創出を目指すとしている。

リルズのリモート点検IoT・AIソリューションの概要図