2026年9月24日、SolaNikaは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「SBIR推進プログラム(2026年度連結型)」フェーズ1に採用されたと発表した。対象テーマは「地中の埋設物や要救助者の探索に資する次世代防災・救助支援技術の開発」。同社は、100〜150m先を飛行するドローンへのレーザー無線給電による長時間連続飛行の実現と、屋外利用に向けた安全性要件の整理に取り組む。

NEDO「SBIR推進プログラム」(次世代防災・救援支援技術)採択決定

 消防・警察等では災害発生時においてドローンの活用が進んでいる一方、一般的な機体の飛行時間は15〜20分程度に限られ、発災直後72時間以内に広域を長時間にわたって継続的に観測・捜索するには制約があった。

 東京科学大学等で研究されてきたレーザー無線給電技術の社会実装を目指す同社は、モビリティを3次元に追尾しながら、受光セルに最適化したレーザーを均一に照射し続ける結像・追尾技術に強みを持つ。

 地上の送電装置から飛行中のドローンへ遠隔で電力を供給することで、長時間の連続飛行が可能となり、カメラなどのセンサーを搭載したドローンによる広域監視・捜索、要救助者の早期発見を支援する。

 フェーズ1では、プロトタイプ開発と性能検証を進めるとともに、トンネル内150m先を飛行するドローンの長時間飛行実証、屋外利用に向けた安全性要件を整理する。その成果を踏まえ、フェーズ2では安全性評価と実環境での実証試験を経て自治体への納品を目指す。

【実施内容】

  • 100〜150m先を自律飛行するドローンへのレーザー無線給電と、長時間連続飛行の実証
  • 屋外での運用を想定した安全性要件の整理、フェールセーフを含む安全制御の検討
  • 災害現場での広域監視・捜索を想定したプロトタイプの開発と性能検証

 将来的には警備・点検・安全保障などへ展開を図るほか、HAPSや宇宙・月面探査ローバーなどへの長距離給電への発展を見据えている。

図:レーザー無線給電による連続飛行ドローンシステムのイメージ
レーザー無線給電による連続飛行ドローンを活用した災害現場の捜索支援システム(AI生成イメージ)