2026年8月5日、ブルーイノベーションは、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)からの協力要請に基づき実施した「令和8年熊本地震」における災害支援活動の総括報告を発表した。

 同社は、人が立ち入ることが困難な災害現場において、ドローンを活用した状況確認と情報収集を行い、取得した映像を関係機関へ提供。また活動期間中に自衛隊と意見交換を行い、今後の災害対応での連携について認識を共有した。

写真:イオンモール熊本の建物内を飛行するドローン
各店舗内の状況確認を行うELIOS 3
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支援活動の経過

2026年7月28日:災害支援チームを派遣

 陸上自衛隊西部方面隊からJUIDAに要請があり、JUIDAの協力要請に基づき災害支援チームを編成。同日夜、東京都文京区の本社より社員4人が熊本県へ向けて出動した。

2026年7月29日:関係機関との調整

 現地入り後、JUIDAや自衛隊など関係機関と調整を行い、被災状況や活動内容を確認。飛行計画や安全管理、情報共有方法など運用体制を構築した。

写真:損壊したイオンモール熊本

2026年7月30日:ドローンによる状況確認・情報収集(イオンモール熊本)

  • 屋内状況確認
     爆発事故が発生したイオンモール熊本において、Flyability社製の屋内点検用ドローン「ELIOS 3」を活用し、建屋内の状況確認を実施。取得した映像を自衛隊へ提供し、捜索活動や状況判断の参考資料とするため関係機関へ共有した。
    イオンモール熊本 屋内飛行動画

    写真:モバイルPCを操作するスタッフ、モニターを確認する関係者
    屋外飛行中の様子
  • 被災状況の空撮
    「DJI Matrice 350」を用いて被災エリア全体を空撮し、自衛隊および消防本部へ映像を共有した。
    写真:イオンモール熊本のオルソ画像
    ドローン空撮によるイオンモール熊本のオルソ画像

2026年7月31日:自衛隊との意見交換

 活動最終日、北熊本駐屯地において、陸上自衛隊第8偵察隊と熊本県内で台風による水害が発生した場合の連携要領について意見交換を実施。災害時におけるドローンの活用方法や情報共有、企業や関係機関との役割分担などについて認識を共有した。

写真:意見交換を行う様子

 同社はこれまでにも、能登半島地震、山梨県上野原市山林火災、埼玉県八潮市道路陥没事故などの災害・緊急時対応に取り組んできた。今回の活動で得た知見をもとに、ソリューションや運用体制の高度化を図るとともに、防災分野におけるドローン・ロボットの社会実装を推進するとしている。