2026年5月27日、Terra Drone(以下 テラドローン)は、同社開発の国産屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」を、東京電力ホールディングス子会社の東京パワーテクノロジーに納品したと発表した。東京電力グループの発電所関連施設の屋内施設や閉鎖空間の巡回・設備点検業務への活用を予定している。
Terra Xross 1は、LiDARとビジュアルセンサーを搭載し、非GPS環境下でも安定した屋内飛行が可能。重要インフラ保守における作業員の安全性向上と点検業務の効率化に寄与する。従来の同種製品と比べて約3分の1の価格帯で導入コストを削減する。
近年、プラントや発電所などの大規模インフラ施設では、設備の安定運用や保守管理の高度化に向けた点検業務の安全性向上と効率化が課題となっている。特に屋内や閉鎖空間の点検は、高所作業や酸欠リスクを伴う場合があり、作業員の安全確保と点検作業の省人化が求められている。一方、屋内点検用ドローンは高額で導入ハードルが高いという課題があった。
テラドローンは高性能と導入しやすさの両立をコンセプトにTerra Xross 1を開発。信頼性と実用性、国産の迅速なメンテナンス体制が評価され今回の納品に至った。発電所関連施設での点検業務への活用を予定している。
同機体を活用することで、作業員が危険箇所に立ち入ることなく設備の状態確認や点検を行うことが可能になる。また、人手や足場設置を要していた点検業務の作業時間・準備工数の削減が期待される。電源供給ケーブル等のオプションを活用し、長時間の確認作業が求められる現場への対応も視野に入れている。LiDARセンサーとビジュアルセンサーによる安定飛行で、屋内暗所、狭所、非GPS環境下でも点検に必要な映像データの取得を支援する。
テラドローンは今回の納品を契機に、電力業界をはじめとするインフラ保守・プラント管理分野への導入拡大を目指す。また、現場のフィードバックを反映した製品アップデートを継続し、日本のインフラ強靭化とメンテナンスコストの最適化に貢献するとしている。
