TEADは、ドローン運用時のロスト(紛失)機探索および長距離位置情報伝送を可能とする「920MHz帯 発信機 & 探索受信機」を発表した。

 近年、インフラ点検や災害対応、物流、測量などの分野でドローンの活用が拡大している。目視外飛行や山間部・河川・離島エリアでの運用が増加する中、通信断や墜落、緊急着陸、GPS受信不良などによる機体ロストは、運航安全性および事業継続性における大きなリスクとなっている。

 今回公開する発信機は、軽量・コンパクトで機体への簡易装着に対応。全方向放射方式により、機体姿勢や墜落方向の影響を受けにくい安定した信号送信を実現する。最大2か月の長時間動作で、回収が困難な状況でも探索を継続できる。

発信機(AISRH-T02)
機器スペック

 探索受信機には平面型指向性アンテナを採用し、表示部で距離・方向・電波強度を確認できる。発信機との1:1直接通信で方向を感知し、目視が困難な山林、河川、草地などでも効率的な機体探索を支援する。雪中埋没や草むら、樹木内など、従来は回収難易度が高かった環境下でも探索が可能だ。

発信機(AISRH-M02)
機器スペック

 目視外飛行運用などで広域探索が必要な場合は、オプションの受信機(GPS内蔵)を機体に装着し、広域飛行でスキャンを行う。電波強度と位置情報を地図上にマッピングし、大まかな位置を特定後に地上でピンポイント探索を実施できる。

【広域スキャン】

  • 上空で広域スキャン
  • 受信記録を吸い上げて大まかな位置を特定
  • 地上でピンポイント探索
広域スキャンの概要

 また、GPS内蔵タイプの発信機を装着して専用受信アンテナを設置することで、リアルタイムでの位置情報伝送が可能。通信距離は最大10kmで、100台以上の共存台数に対応、地図アプリへの表示が可能だ。目視外での長距離飛行によるリアルタイム監視のニーズに適応する。

広域スキャンの概要

 インフラ点検や災害時の広域調査、山間部の目視外飛行、河川・砂防関連点検、離島エリア運用、夜間・長距離飛行、高リスク環境での機体回収支援など幅広いシーンに対応する。