東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)は、鉄道・エネルギー・通信・製造分野など15社と、ドローンレースや展示による情報発信イベント「JR東日本グループ ドローンDX CHAMPIONSHIP 2026」を、2026年6月7日に開催する。

JR EAST GROUP DRONE DX CAHMPIONSHIP 2026.06.07

 第2回となる今回は、レースの舞台を「鉄道の駅」から「鉄道インフラ」へと拡張し、線路、電気設備や鉄塔などの鉄道インフラを対象としたドローンDXの取り組みについて、レースや展示を通じて紹介する。今回より他の鉄道事業者も参加し、イベントを盛り上げる。

 「IBIS2 Master Cup」では、小型点検用ドローン「IBIS2 Assist」を用いて、狭小空間での高い操作技術とスピードを競う。前回の12チームから、2カップ合計32チームの参加へと約3倍規模に拡大したレースを展開する。また、今回新たに開催する「Railway Tech Skills Cup」では、実際の業務で使用する機体を用いて鉄道インフラの点検に必要な技術を競い合う。

開催概要

イベント名「JR東日本グループ ドローンDX CHAMPIONSHIP 2026」
開催日時2026年6月7日(日)11:20~17:00
開催場所・TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 地下2階
・TAKANAWA GATEWAY Convention Center LINKPILLAR Hall A・B・C
観覧費用無料・予約不要
イベントURLhttps://www.takanawagateway-city.com/dronedxchampionship/

※混雑時は入場を制限する場合がある。
※当日の天候や災害などによって予告なく内容を変更または中止する場合がある。

ドローンレース大会概要

 ドローンDXの取り組みとしてさまざまな活用シーンを想定し、レース会場を分けて2つのカップを開催する。

Railway Tech Skills Cup

 実際の業務で使用する機体を用いて、鉄道インフラの点検に必要な技術を競う。ドローンDXの取り組みを推進するJR東日本の14部署に、JR西日本グループとJR九州を加えた全16チームが参加する。

○コースレイアウト

 実際の線路、電気設備や鉄塔などを再現し、障害物を回避しながら点検ポイントを正確に撮影しながら飛行する操作技術を競う。

コースイメージ(線路)
コースイメージ(鉄塔)

○出場チーム

【出場企業・部署】(順不同)

  • 九州旅客鉄道
  • JR西日本レールテック
  • 東日本旅客鉄道
  • 給電技術センター
  • 川崎発電所
  • 仙台新幹線保線技術センター
  • 首都圏新幹線電力技術センター
  • 東北新幹線電力技術センター
  • 大宮電力設備技術センター
  • 高崎電力設備技術センター
  • 千葉土木設備技術センター
  • 仙台土木設備技術センター
  • 盛岡電力設備技術センター
  • 秋田土木設備技術センター
  • 長野支社鉄道事業部設備ユニット
  • 新潟土木設備技術センター
  • 電気システムインテグレーションオフィス

○使用ドローン

 各企業・部署が実際の業務で使用している機体を用いてレースを行う。

○基本ルール概要

レース方式コース上の点検ポイントを撮影しながら飛行し、2回の合計タイムを競う。
制限時間1フライトにつき5分※ルールは当日までに変更の可能性がある。

IBIS2 Master Cup

 小型点検用ドローンIBIS2を業務で使用する鉄道・エネルギー・通信・製造など多様な分野の企業が協力し、全16チームが出場する。2025年よりも難易度が上昇した狭小空間での設備点検を模したコースにおいて、高い操作技術が要求されるスピード感のあるレースを展開する。

○コースレイアウト

 山手線車内や、鉄道の駅の天井裏・地下設備などを模した環境を再現し、狭く暗く、難易度を増した、より高度な操作技術が求められるコースとした。

コースイメージ
コースイメージ

○出場チーム

【出場企業・部署】(順不同)

  • 九電ドローンサービス
  • KDDIスマートドローン
  • 神戸製鋼所
  • セントラル警備保障
  • 東海旅客鉄道
  • 東京電力ホールディングス
  • 合同チーム アグリノーム研究所
  • 新潟工科大学フィールドロボティクス研究室
  • MAX工業
  • ワット・コンサルティング
  • えきまちエナジークリエイト
  • JR東日本コンサルタンツ
  • JR東日本ビルテック
  • 東日本旅客鉄道
  • 東京建築設備技術センター
  • 高崎土木設備技術センター
  • 仙台信号通信設備技術センター
  • 東京建設プロジェクトマネジメントオフィス/東北建設プロジェクトマネジメントオフィス
各社ロゴ

○使用ドローン

Liberaware「IBIS2 Assist」

  • 20cm×20cm・243gの小型国産ドローン。
  • 独自開発の飛行制御システムによって、壁面との衝突が予想される狭いスペースでも安定飛行。
  • 独自開発の防塵構造モーターや高感度カメラを搭載し、暗闇や粉塵、水滴等過酷な環境でも鮮明に映像を記録。
  • 狭小空間に適したホバリングアシスト機能を搭載。
飛行する「IBIS2 Assist」、手の上に載せた「IBIS2 Assist」
「IBIS2 Assist」機体イメージ

○基本ルール概要

レース方式2チーム対抗のトーナメント戦で、2回の合計タイムを競う。
制限時間1フライトにつき5分

※ルールは当日までに変更の可能性がある。

展示等のコンテンツ

未来の鉄道点検「Project SPARROW」の展示

 Project SPARROWは、LiberawareとCalTaなどが開発を進める鉄道インフラ点検の安全性と生産性の向上を目指すプロジェクト。鉄道現場における巡視などさまざまな点検や災害時の施設の確認ができる自律型ドローンと、収集した情報を閲覧・分析できるデジタルツインプラットフォームを開発し、これらを組み合わせた点検ソリューションの現場導入を目指す。

 大阪・関西万博でも展示された、コンセプトドローン・ジオラマ・VR 体験などを、「IBIS2 Master Cup」会場内で提供する。

左:展示イメージ、右:VR体験イメージ

レースコースでのドローン操縦体験

○ドローン鉄道点検チャレンジ

写真:ヘルメットなどを装備してプロポを操作する子ども
ドローン鉄道点検チャレンジイメージ
対象5歳から小学校高学年
時間15:30~16:00
内容「IBIS2 Master Cup」会場で鉄道設備点検の業務について学びながら、比較的操作が簡単なトイドローンで操縦体験

○ドローンコース体験

写真:コースを飛行するドローン
ドローンコース体験イメージ
対象小学校高学年から大人(大人の単独参加可能)
時間16:00~16:30
内容「Railway Tech Skills Cup」会場で、比較的操作が簡単なトイドローンを用いた、レースコースでの操縦体験

【共通】

参加方法共にTAKANAWA GATEWAY CITYアプリにて6月1日(月)から先着申し込み
費用無料

レース出場企業・部署による取組み紹介展示

 レースに参加する企業および各部署のドローンDXの取り組みをパネル展示等で紹介し、現場での具体的な活用事例や運用手法を発信する。レースと展示を組み合わせることで、ドローンの実務活用に関する理解促進を目的とした情報提供を行う。

写真:ポスター等が展示された会場の様子
展示イメージ