2026年4月21日、ライカカメラ(以下、ライカ)は、Freefly Systemsが「Lマウントアライアンス」に加入したことを発表した。これでアライアンスのメンバーは11社となる。同アライアンスへの加入により「Lマウント」を採用した製品の開発が可能となり、写真撮影や映像制作においてユーザーに幅広い選択肢を提供できる。
Lマウントのレンズマウント規格は堅牢で高い互換性を備え、撮影に求められるハイレベルな条件にも対応する。この規格はライカが開発し、その後も戦略パートナーと技術開発を続けてきた。現在、Lマウントを採用したカメラは20機種以上、レンズは134本以上にのぼる。これらのレンズはLマウントを採用した他のカメラシステムでもアダプターを介することなく使用できる。
【アライアンスメンバー】
- ライカ
- シグマ
- パナソニック
- エルンスト・ライツ・ウェッツラー
- DJI
- アストロデザイン
- SAMYANG Optics
- Blackmagic Design
- SIRUI
- Viltrox
- Freefly Systems
Lマウントアライアンスのメンバーは、ライカがミラーレスカメラシステム用に開発したレンズマウント規格であるLマウントを取り入れたカメラやレンズを独自に製造し、自社ブランドのLマウント製品として販売している。メンバー各社は互いに競合他社となり、独自の販売戦略に基づいて自社のLマウント製品を販売している。その一方で、Lマウントの技術開発では相互に協力し合っている。
Lマウントのマウント径51.6mmは、フルサイズフォーマットカメラでの使用に適しており、APS-Cセンサー搭載カメラにも適用が可能。フランジバックが20mmと短いためレンズとセンサーの間隔を短縮し、光学機器の小型化を実現する。特に広角レンズの開発には有効となる。過酷な負荷への耐性を備え、カメラマウントの素材には耐摩耗性があるステンレスを採用。Lマウントの電子接点は規格化されており、レンズとカメラの電子コンポーネント同士が円滑に通信を行う。将来的にファームウェアアップデートによる技術的進歩にも対応する。
各社コメント
ライカ 専門技術・ライセンス管理 ヴァレンティノ・ディ・レオナルド氏
『Lマウントアライアンス』は立ち上げ当初からライカの戦略の中核を担う存在であり、イメージング分野でのオープン性、イノベーション、そして最高水準の規格を象徴する存在でもあります。今回のFreefly Systems社の新規加入は、カメラムーブメントと空中撮影の分野で定評を得ている企業をパートナーとして迎え入れたことを意味します。Freefly Systems社のノウハウは、『Lマウント』のエコシステムにまたひとつ新しいクリエイティブな可能性をもたらします。特に、プロフェッショナルな映画制作やハイエンドな映像制作のワークフローへの恩恵は大きいでしょう。今後もメンバー企業とともに汎用性が高く将来的にも継続して活用できるシステムの開発に取り組み写真家や映像制作者の皆さまからの進化し続けるニーズに応えていきます。
Freefly Systems CEO タブ・ファーチャウ氏
世界最速のカメラと世界一堅牢なドローンを生み出すことに、Freefly Systems社は徹底したこだわりを持っています。今回『Lマウントアライアンス』に加入したことで、これまで以上の高速化が達成できます。また、製品に『Lマウント』を採用すれば、多種多様なレンズを装着できるようにもなります。軽量かつコンパクトで、カメラの電子制御という素晴らしいオプションを可能にする高度な電子技術を搭載した優秀なレンズの数々を使用できるようになるのです。『Lマウントアライアンス』に貢献できることを楽しみにしています。そして、ロケットの打ち上げや森林火災への対処など、『Lマウント』製品がまだ進出していない領域でも活躍するようになればと期待しています。
