2026年3月12日、DFA Roboticsは、提携するKEENON Robotics社製の最新モデルである大型サイネージ搭載の小型配膳ロボット「KEENON T11(キーノン ティーイレブン)」の販売を開始した。

 配膳ロボットの導入が困難であった小型店舗や施設において、配膳の自動化による人手不足の解消や業務効率化、大型サイネージを活用した広告宣伝による単価向上や採用強化に寄与する。

写真:大型サイネージ搭載の小型配膳ロボット「KEENON T11」

 飲食業界の人手不足が深刻化するなか、多くの現場では「通路が狭くてロボットが通れない」「ロボット導入のために内装を変えるコストはかけられない」といった課題があった。

 KEENON T11は、幅49cmの通路を走行可能。これまで配膳ロボットの導入が難しかったカフェや居酒屋等でも活用できる。飲食店以外にもクリニックでのカルテ運搬などに対応する。

写真:「KEENON T11」が走行するイメージ

 機体の前面に高精細な18.5インチの大型ディスプレイを搭載。配膳中におすすめメニューやキャンペーン情報を宣伝・案内することで、顧客単価の向上に貢献する。

写真:キャンペーン情報を表示しながら走行する「KEENON T11」

 マルチモーダル3Dビジョン検出とミリ秒レベルの動作判断アルゴリズムを組み合わせることで、混雑した環境下でも障害物を柔軟に回避。六輪衝撃吸収シャーシとモーション制御アルゴリズムにより、急停止時に液体がこぼれない設計になっている。

写真:トレーに載った飲み物

 トレイの検出精度は99%以上で、料理や荷物が受け取られたかを自動で認識するほか、データを学習し、使用するたびに精度が向上する。受け取ってほしいトレイを青く光らせ、違うトレイから料理を取ろうとするとアナウンスが流れ、取り間違いを防止する。

写真:「KEENON T11」のトレーのワッフルを客が手に取る様子

 ヘッドアクセサリーや表情、音声のカスタマイズが可能。キャラクター性が増して愛着が湧くことで、利用客への話題性だけでなく、スタッフの心理的負担の軽減や定着率向上に寄与する。

写真:ヘッドアクセサリーをつけた「KEENON T11」

【製品仕様】

機体サイズ463×384×1123mm
トレイサイズ上・中段:383×342×220mm
下段:383×342×285mm
トレイ数2段(3段目も利用可能)
トレイセンサーあり
本体重量38kg
積載量20kg(上・中段各5kg、下段10kg)
速度0.1~1.0m/s(調整可能)
最小通過幅49cm
稼働時間最大13.5時間
充電時間約5時間(自動充電可能)
大型サイネージ搭載の小型配膳ロボット「KEENON T11」(DFA Robotics YouTubeチャンネル)