2026年3月9日、SkyDriveは、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の型式証明活動において、国土交通省航空局(以下、JCAB)と全般計画書について合意したと発表した。

 全般計画書は、型式証明取得に向けたJCABとSkyDriveの連携体制やプロセスなどを含む、適合性証明活動の全体構想を指す。機体全体の安全性を証明する方法ついて両者の方向性が一致したことを確認するものであり、SD-05の型式証明取得における不確実性を大幅に低減させる証明計画の枠組みとなる。これは、型式証明プロセスにおける重要なマイルストーンとなる。

 また、構造やシステム、電動エンジン、騒音などに関するすべての証明計画も、すでにJCABと議論している段階にある。今回の全般計画書の合意により、大枠について共通認識が図られたことから、議論の加速が期待される。今後、これらの証明計画が合意に至り次第、試験や解析の開始フェーズへと移行する。

 SkyDriveは、全6ステップの型式証明取得プロセスにおけるSTEP 3およびSTEP 4について、着実に進めるとしている。

認証プロセス進捗

【STEP 3:証明手法の検討】
 すでに完了した適用基準(STEP 2)で定めた基準への適合を示す証明方法として使用する詳細な設計基準。

  • 例:ローターは耐久試験を実施し、損傷がないことを確認すること。

【STEP 4:証明計画の合意】
 どのように証明するかという計画の合意。

  • 例:代表的な電動機にローターを搭載した地上リグ試験で耐久試験を実施する。

SkyDrive最高開発責任者 Arnaud Coville氏のコメント

 日本の国土交通省と全般計画書(General Certification Plan)の合意に至ったことは、極めて大きなマイルストーンの達成です。これは認証プロセスにおける大きなリスク低減を意味しており、当社の機体がJCABおよびFAAの認証取得に向けて正しい軌道に乗っていることの証でもあります。型式証明プロセスにおいてこの段階に到達しているプレイヤーは、世界でもごく限られています。2028年のグローバルな商用化を見据え、開発を進めてまいります。