Liberaware(以下、リベラウェア)と九電ドローンサービス(以下、QDS)は、大分クリーン産業と連携し、狭小空間点検ドローン「IBIS2」を活用した下水道管のデモ点検を2025年12月23日に大分市で実施した。

写真:マンホール周辺で作業をするスタッフ
下水道管内部調査の様子

 狭くて暗く危険な屋内空間の点検・計測に特化した機体であるIBIS2は、過酷な環境下や狭小空間での飛行、鮮明な点検映像の撮影が可能。大きさは194mm×198.5mm×58mm、重量はバッテリー込みで243g。

写真:IBIS2外観、手のひらに載せたIBIS2

 大分市上下水道局は、水道水の供給(水道事業)と汚水の処理・浸水対策等(下水道事業)を安定的に行う役割を担っており、水道施設の維持・更新、下水道の公衆衛生の向上を目的に、今回IBIS2を活用した下水道管のデモ点検を実施した。従来の方法では難しかった管路状況の詳細な把握、維持管理の高度化に向けたドローン活用の有効性・安全性を検証する。

【各者役割】

大分市上下水道局下水道管点検における今回のデモ点検実施主体
大分クリーン産業現場対応、デモ点検手法の提案
QDSドローンオペレーション・現場支援
リベラウェアドローンの開発・製造・現場支援



 今回のデモ点検は、大分市内に敷設された直径1.35mおよび2mの下水道管を対象に実施した。電波中継器を使用することで、GPSが届かない環境でもIBIS2は安定した飛行を行い、従来の目視点検では困難だった箇所の詳細な映像を取得した。

 撮影した映像から、腐食や亀裂の有無、堆積物の状況などを確認し、今後の維持管理計画の策定において有用な情報となること、作業員の安全確保、作業時間の短縮への寄与が期待される。

【調査の様子】
写真:テーブルの上に置かれたドローンなどの資機材、下水道管付近に設置された電波中継器、IBIS2を入れたかごをマンホール内に下ろす様子
左:デモ点検資機材、中央:「IBIS2」の電波中継器、右:「IBIS2」の投入
【IBIS2で撮影した素材(一部)】
写真:下水道管内の様子